茶臼山古墳(桜井市外山)

茶臼山古墳(桜井市外山)(奈良)は、大和の景色に溶ける穏やかな墳丘で、空と草地の階調で勝てる撮影地。朝夕の斜光は稜線の影を長く伸ばし、形が読みやすくなります。広角で空を広く入れて端正にまとめ、85mm前後で稜線と草の模様だけを切ると抽象度が上がる。春は芽吹き、梅雨は濡れた草がしっとり、秋はススキが風で波打ち、冬は霜で輪郭が引き締まる。雲の動きが良い日は三脚で長秒にして空を流すと古墳の静止が際立ちます。人物を小さく点景に入れればスケールも伝わります。夕景〜ブルーアワーは空のグラデーションが最高で、露出は少し控えめが安全です。