樋橋

小江戸・佐原の町並みど真ん中、伊能忠敬旧宅前の小野川に架かる樋橋（じゃあじゃあ橋）は、橋の下の大樋から水が“ジャージャー”と滝のように落ちるのが名物。30分ごとの落水を狙い、NDで長秒にすれば絹のカーテン、速めなら飛沫が粒立ちます。広角で橋＋町家の連なり、標準で落水の形、望遠で水滴のきらめきを切り分けて。朝は人が少なく水面が鏡、夕方は軒影が深く渋いトーンに。雨後は石畳が反射して色が増し、冬は空気が澄んで輪郭がシャープ。春は柳の若葉、夏は入道雲、秋は夕焼け、夜は灯りのリフレクションもぜひ狙えます。