堀ノ内貝塚

堀ノ内貝塚は、貝層が語る縄文の暮らしを、街中の緑陰と一緒に撮れる遺跡。露出した土の層や貝片のテクスチャーは、雨上がりにコントラストが増して特に撮り頃です。広角で林の天井と散策路を入れて“森の貝塚”感を出し、標準〜マクロで貝層の断面や欠片を切り取ると“過去の断面”が浮かびます。春や秋の柔光は階調がきれいで、モノクロも好相性。説明板をあえて画角に入れれば記録性が上がり、外せば抽象作品寄りに。鳥の声が響く朝は人が少なく、三脚でじっくり質感を詰められるのも魅力です。木漏れ日の斑を避けたいなら曇天が最適で、落ち葉を前景に置くと季節も乗ります。