［当尾石仏群］一願不動（不動明王磨崖仏）

当尾石仏群の一願不動（磨崖仏）は、里道の途中で岩肌から不動明王が現れる“祈りのランドマーク”。斜光が当たる時間帯は彫りの凹凸が影で起き、像がぐっと立体的になります。広角で石仏の並びや田畑の景色を入れて文脈を作り、50〜100mmで顔や剣・縄の線刻、苔の質感を丁寧に。雨の日は岩が艶を帯びて静謐さが増し、落ち葉の季節は朱や黄が額縁になります。人の気配は最小限に、静かに歩きながら撮りたいスポットです。縦構図で像を中央に置き、手前に小さな花や落ち葉を入れると季節が一気に伝わります。静かな路地なので足音も小さめに。