共和のカシの森

共和のカシの森は、集落背後の小高い丘一帯をシイ・カシなどの常緑広葉樹が覆う社叢のような森で、年中濃い緑に包まれた静かな空間が広がります。細い参道を見上げれば、頭上を覆う樹冠の隙間から差し込む光が筋となって落ち、広角で縦構図にすると森に吸い込まれるような一枚に。幹や根は苔やシダに覆われていることも多く、マクロで質感を拾えば南方系の森らしい湿度まで表現できます。曇天や霧の日ほど雰囲気が増す場所です。木漏れ日のまだら模様を足元の落ち葉と重ねて撮ると、音まで聞こえてきそうな静けさが写り、広角とマクロを組み合わせて一日じっくり森と向き合いたくなる場所です。