蘇峰堂の梅

蘇峰堂の梅は、湘南・二宮町の徳富蘇峰記念館庭園に植えられた梅林で、樹齢300年を超える古木を含む約70〜90本が秋葉山の裾野を彩ります。中でも地をはいながら枝を伸ばす臥龍梅は、幹のうねりと枝振りが圧巻で、低い位置から幹の曲線を強調すると、まるで一本の絵巻物のような写真に。1月下旬〜2月中旬の見頃には、白梅の花と苔むした庭石、遠景の相模湾の青が重なり、望遠で圧縮すると湘南らしい早春の空気感が伝わる一枚に仕上がります。