２１世紀の森・紀伊半島森林植物公園

２１世紀の森・紀伊半島森林植物公園は、紀伊半島の自然林を背景にスギやヒノキ、広葉樹がモザイク状に広がるフィールドで、四季の森の表情をじっくり撮れるスポットです。春は山野草と若葉、夏は濃い緑陰、秋は紅葉と落ち葉の絨毯、冬は枝ぶりと雪景色と、訪れるたびに主役が変わります。散策路や木道をリードラインとして構図に取り入れれば、奥行きのある森のカットになり、霧や小雨の日はとくに幻想的です。解説板を頼りに樹種を意識しながら歩けば、植生と地形の関係も見えてきて、単なる風景写真を越えた“観察の記録”として撮りためていく楽しさがあります。