三ヶ日桜

三ヶ日桜は、静岡県浜松市三ヶ日町で生まれた八重咲きのサクラで、手毬状にまとまって咲く大輪の白い花が特徴です。花弁は17〜25枚とボリュームがあり、4月中旬には枝いっぱいに咲き揃って木全体がふんわりとした白い雲のように見えます。背景にみかん畑や浜名湖の水面を入れると、この土地ならではの風景スナップに。青空を大きく入れた逆光気味の構図では、花の縁が淡く光り、柔らかな立体感が出ます。開花期間は比較的短いので、天気の良い日を狙って、広角と望遠の両方で花の質感と樹形をじっくり撮り分けたい品種です。夜間のライトアップが行われる場所では、手毬状の花が浮かぶように写り、また違った表情が楽しめます。