ホルトノキ

静岡のホルトノキは、温暖な気候を象徴する常緑樹で、赤く色づく若葉と年中濃い緑を保つ古い葉のコントラストが写真映えする一本です。幹はねじれながら空へ伸び、枝先には細かな葉が密に茂るため、逆光で撮ると葉裏の透明感と木漏れ日が織りなす柔らかな光の模様を楽しめます。根元の苔や露出した根を前景に入れてローアングルで構えると、ホルトノキ越しに空や海が抜け、静岡らしい明るい空気感を画面に取り込めます。雨上がりには葉の艶が増し、幹の質感も強調されるので、あえてローキー寄りの露出でしっとり仕上げるのもおすすめです。