美濃山の竹林

美濃山の竹林は、真っすぐ伸びた竹が斜面一面を覆う静かな緑の回廊で、足を踏み入れると都市の喧騒を忘れるような澄んだ空気に包まれます。縦位置の広角で見上げれば、竹の直線と空の抜けが強いパースを生み、幹のリズムが画面を支配する印象的な一枚に。朝夕の斜光が差し込む時間帯は、竹の影が道に縞模様を描き、光と影のストライプを生かしたモノクロ表現も楽しめます。小径に人物を一点だけ入れるとスケール感が出て、映画のワンシーンのようなカットに仕上がります。風の音や葉擦れまで写し取るつもりで、シャッターを切りたくなる竹林です。