旧東海道金谷坂石畳と茶畑コース

旧東海道金谷坂石畳と茶畑コースは、金谷宿と日坂宿の間に残る石畳の坂道と、大井川沿いの茶畑を組み合わせて歩く歴史散歩ルートです。江戸時代に敷かれた山石が約430mにわたり復元されており、苔むした石畳越しに茶畑の斜面と富士山、南アルプスを望む構図は、往時の旅人の目線を追体験するような一枚になります。晴れた日は茶畑の緑と空の青、石畳のグレーが美しい三層をつくり、曇天の日はしっとりとした質感描写に向きます。広角で坂のうねりを強調するのも、望遠で茶畑のパターンだけを切り取るのも楽しいコースです。途中の茶畑からは大井川や鉄道の橋梁も望めるため、列車の通過時刻を狙えば、旅情あふれる一枚を狙うこともできます。