富山港展望台

富山港展望台は、運河と港、遠くに立山連峰を望む水辺の展望。晴天は海と山のレイヤー、曇天は鉛色の海にクレーンのシルエットが映える。桟橋や護岸の直線を骨格に、広角で空と水面を大胆に、望遠で山並みを圧縮。夕暮れは港灯の粒が帯になり、長秒で水面を滑らかに。PLで反射を調整し、塩霧対策にクロスを。冬の透明度は連峰がくっきり現れる好機で、モノクロ仕上げもよく映える。連絡船や作業船を小さく点景に置けばスケール感が明快で、朝の無風は水鏡が整う。春先には蜃気楼が話題になることもあり、晴天の冷たい風は遠景の抜けを高める。