銚子ポートタワー

銚子ポートタワーは、利根川河口と漁港、太平洋の地平線を俯瞰するガラス張りの展望施設。晴天は群青の海と白い防波堤、夕暮れは金色の帯と港灯の粒が主役。館内は反射対策にPLが有効で、ガラスからレンズを少し離し斜めに構えると写り込みが減る。望遠で航路の線や漁船の秩序を圧縮、広角で港の幾何を大胆に。青時間は長秒で光跡を重ね、強風時は三脚を低く、規約の範囲で安全に。曇天は色が落ち着き、モノクロで構造が際立つ。干潮時は潮だまりが抽象模様となり、下階の海岸からはリフレクションも狙える。水平を丁寧に、わずかにアンダーで空の階調を守ると端正。