富貴野山２１世紀の森

富貴野山２１世紀の森は、広葉樹と杉の森、草地と木道が連なる里山フィールド。春は芽吹きと山野草、梅雨は苔の緑、夏は木漏れ日、秋は錦の紅葉、冬は霜と静けさが主役。曲がる遊歩道をリードラインにローアングルで見上げれば森の高さが伝わる。PLで葉の反射を抑え、沢はNDでわずかに流すと清涼感が増す。朝霧が差せば光芒が現れ、望遠で幹の反復を圧縮するとリズムが生まれる。薄曇りはコントラストが和らぎ、幹や苔の階調が素直。人物を小さく点景に添えるとスケールが明快だ。露出はわずかにアンダーで空の階調を守り、彩度は控えめに。三脚は木道を避け、通行の妨げにならぬ低い位置で。朝の鳥声も望遠で静かに切り取りたい。