
【2026年版】Nikon NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1レビュー|旅行・テーブルフォト向け軽量ズームを競合比較








Nikon NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1は、24mmの広角から105mmの中望遠までを1本でカバーし、約350gの軽さと最大撮影倍率0.5倍の近接性能を備えたニコンZマウントの標準ズームです。旅行や街歩き、テーブルフォトなど幅広い撮影に使えるほか、荷物を軽くまとめたい人にも向いています。ただし、望遠端の開放F値はF7.1で、レンズ内手ブレ補正(VR)は非搭載です。この記事では、画質や近接撮影、AF、動画性能、競合レンズとの違いを詳しく解説します。
この記事のサマリー

約350gの軽量設計で、24mmから105mmまでの焦点距離をカバー。旅行や日常撮影でレンズ交換を減らしたい人に向いています。

70-105mmでは最大撮影倍率0.5倍に対応し、料理、花、小物の細部を大きく写せる点が特徴です。

望遠端の開放F値はF7.1で、レンズ内VRは非搭載。暗い室内や夕方の撮影では、ISO感度やシャッタースピードに注意が必要です。

AF駆動にはSTM(ステッピングモーター)を採用。静止画では作動音が目立ちにくい一方、動画の内蔵マイクには低い駆動音が入ることがあります。

比較候補は、NIKKOR Z 24-120mm f/4 S、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR、NIKKOR Z 24-70mm f/4 Sです。明るさ、望遠域、手ブレ補正、質量の優先順位で選ぶと分かりやすいでしょう。
Nikon NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1のレビュー要点

Nikon NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1を選ぶ際は、持ち歩く時間、暗所撮影の頻度、接写する被写体の3点が判断材料です。以下では、向いている撮影スタイルと注意したい用途を整理しました。
おすすめな人
日中の旅行や街歩きで、風景、建物、人物、料理、小物などを1本で撮りたい人に向いています。24mmでは広い風景や室内全体を収めやすく、70-105mmなら離れた装飾の切り取りや料理の接写にも対応可能です。
また、風景用と接写用のレンズを分けず、荷物を小さくまとめたい人とも好相性です。広角、中望遠、近接を1本で切り替えられるため、移動の多い旅程でもレンズ交換の回数を抑えられます。
不向きな人
暗い室内や夜のイベント、夕方以降の動体撮影を中心にする人は、望遠端の開放F値がF7.1である点を踏まえて検討する必要があります。105mm側で速いシャッタースピードを選ぶとISO感度が上がりやすく、レンズ内VRも使えません。さらに、ボディ内手ブレ補正(IBIS)を搭載しないZシリーズDX機と組み合わせると、カメラとレンズのどちらにも手ブレ補正がない構成になります。
背景を大きくぼかしたポートレートを最優先する人にも向きにくいレンズです。105mmの近距離では背景をぼかせますが、F2.8やF4一定のレンズと同じ焦点距離・撮影距離で比べると、ピントが合って見える範囲が広くなり、背景のボケ量は少なくなります。
昆虫など、近づくと逃げる被写体を大きく撮りたい場合も、焦点距離の長いマクロレンズを比較したいところです。最大倍率付近では被写体との距離を取りにくいため、撮影対象に合わせて選んでください。
要素別レビュー早見表

ここでは、携行性、画質、近接撮影、AF、動画性能など、購入前に確認したいポイントを一覧で紹介します。
要素 | 特徴 |
|---|---|
携行性・重量バランス | 約350g。旅行や長時間の街歩きにも持ち出しやすい |
ズーム域 | 24mmの広角から105mmの中望遠まで対応。風景、スナップ、人物、料理を1本で撮り分けられる |
通常撮影の画質 | 中心部はズーム域の大半で良好。周辺・四隅の描写は、焦点距離や絞り値によって差が生じる |
近接撮影 | 70-105mmで最大撮影倍率0.5倍に対応。最大倍率付近では画面周辺がぼやけやすい |
ボケ | 被写体へ近づくと背景をぼかしやすい。望遠端はF7.1のため、離れた人物では大きなボケを作りにくい |
AF | STMを採用し、静止画では作動音が目立ちにくい。ただし、動画では内蔵マイクが低い駆動音を拾う場合がある |
動画 | 24mmから105mmまで画角を変えられる。フォーカスブリージング(ピント移動に伴う画角の変化)と、ズーム後のピント位置に注意が必要 |
手ブレ補正 | レンズ内VRは非搭載。静止画ではボディ内手ブレ補正の有無を確認し、動画では撮影方法に応じて三脚やジンバルを検討したい |
Nikon NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1の基本情報

Nikon NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1は、2026年1月30日に発売されたFXフォーマット対応の標準ズームです。また、2026年2月13日に発売されたZ5II 24-105 レンズキットにも採用されました。
ニコンZマウントのフルサイズ機に加え、DXフォーマットのZシリーズにも装着可能です。DX機では35mm判換算の焦点距離が約1.5倍相当となり、36-157.5mm相当の画角になります。
主なスペック要点
焦点距離や質量、近接性能、付属品など、購入前に確認したい主な仕様を一覧にまとめました。
項目 | 値 |
|---|---|
対応マウント | ニコンZマウント |
対応フォーマット | FXフォーマット(DXフォーマットのボディにも装着可能) |
焦点距離 | 24-105mm |
開放F値 | F4-7.1 |
レンズ構成 | 10群12枚(EDレンズ1枚、非球面レンズ2枚) |
最短撮影距離 | 0.2m(24-50mm時)/0.28m(105mm時) |
最大撮影倍率 | 0.5倍(70-105mm時) |
絞り羽根 | 7枚(円形絞り) |
フィルター径 | 67mm |
最大径×全長 | 約73.5mm×約106.5mm |
質量 | 約350g |
レンズ内手ブレ補正 | なし |
付属品 | レンズキャップLC-67B、裏ぶたLF-N1 |
発売日 | 2026年1月30日 |
価格 | 90,200円(税込) |
※価格は、2026年7月27日時点の公式通販サイトでの販売価格です。
なお、レンズフードHB-93Bは別売です。ニコンダイレクトでは4,400円(税込)で販売されています。
Nikon NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1のデザインと携行性のレビュー

Nikon NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1は、全長約106.5mm、質量約350gで、旅行用のバッグにも収めやすいサイズです。望遠側へズームすると鏡筒が伸びて重心が前方へ移るため、小型ボディやジンバルと組み合わせる際は撮影時のバランスを確認してください。
ズームリングと多機能コントロールリング
操作部は、ズームリングと多機能コントロールリングの2つにまとめられています。
専用のフォーカスリングはなく、多機能コントロールリングにフォーカス、絞り、露出補正、ISO感度などを割り当てる方式です。マニュアルフォーカスを使用する際は、このリングでピントを調整します。
また、鏡筒にはAF/MF切り換えスイッチやレンズFnボタンを備えていません。AFの作動範囲を制限するフォーカスリミッターや、携行中に鏡筒が伸びるのを防ぐズームロックも非搭載です。そのため、AFとMFを頻繁に切り換える人は、ボディ側のボタン配置やメニュー操作を事前に確認しましょう。
別売フードと防塵・防滴の注意点
付属品と防塵・防滴性能は、屋外撮影の頻度に合わせて確認しておきましょう。
レンズフードHB-93Bを装着すると、斜めから入る光を遮るほか、移動中にレンズ前面へ物が触れにくくなります。屋外撮影が多い人は追加購入を検討してください。
レンズ内部の随所にはシーリングが施されており、防塵・防滴に配慮した設計です。ただし、すべての条件で完全な防塵・防滴が保証されているわけではありません。雨や水しぶきがある場所では、組み合わせるボディの仕様も確かめ、使用後は付着した水分を拭き取って十分に乾燥させましょう。
Nikon NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1の画質評価

Nikon NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1の画質は、通常の撮影距離における解像、ゆがみ補正、逆光耐性の3点に分けると特徴を把握しやすくなります。
通常撮影では中心部が良好
通常撮影では画面中央の解像が高く、周辺・四隅は焦点距離や絞り値によって差が出ます。
Digital Camera Worldが45.7MPのZ8で行ったテストでは、中心部の解像は24-70mmで高く、105mmでも良好という結果でした。ただし、周辺・四隅は中心部ほど均一ではなく、50-70mm付近の一部条件で解像の低下が確認されています。
風景や建築で四隅まで細部を残したい場合は、撮影後に拡大して確認しましょう。中央部を重視するスナップや人物撮影では、中心解像の高さを活かしやすいレンズです。
自動ゆがみ補正を前提とした設計
広角端から望遠端まで使用するズームレンズでは、直線の曲がり方にも注意が必要です。本レンズはカメラ内の自動ゆがみ補正を前提とした設計で、補正は常時適用されます。
カメラの設定から自動ゆがみ補正を解除できないため、JPEGやカメラ内のプレビューには、ゆがみを補正した画像が表示されます。
RAW(撮影時の情報を多く残す画像データ)を現像する場合は、使用するソフトによってレンズプロファイル(レンズごとの補正データ)への対応や処理方法が異なります。建築物の直線や画面端の形を重視するなら、普段使用している現像ソフトで仕上がりを確認しましょう。
強い逆光でもゴーストは目立ちにくい
逆光耐性は、朝夕の風景や画面内に照明が入る撮影で確認したいポイントです。
PetaPixelの実写レビューでは、強い光源を画面内へ入れた場合でもコントラストの低下は少なく、ゴースト(レンズ内で光が反射して生じる色付きの像)も目立ちにくいと評価されています。
ただし、ゴーストの形や出方は、光源の位置、焦点距離、絞り値によって変わります。朝夕の屋外では別売のレンズフードを使用し、必要に応じて撮影位置やカメラの角度を少し変えて確認しましょう。
Nikon NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1のハーフマクロ撮影

Nikon NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1は、70-105mmで最大撮影倍率0.5倍に対応しています。最大撮影倍率0.5倍とは、被写体を撮像面上に実物の半分の大きさで写せる倍率です。等倍の1.0倍マクロには届きませんが、料理、花、アクセサリー、工芸品などの細部を大きく見せられます。
料理や小物を画面内にまとめやすい
料理や小物を大きく写しつつ、背景に入る範囲を狭めたい場面に向く焦点域です。
70-105mmでは広角側より背景を狭く切り取りやすく、テーブル上の食器や荷物を構図から外しやすくなります。料理全体だけでなく、食材の質感や盛り付けの細部を見せる構図とも相性が良いでしょう。
花を撮る場合は、周囲の景色を含めた構図から、花びらやしべを大きく見せる構図まで選べます。細部を強調したいときは、見せたい部分へピントを合わせましょう。
作動距離の短さと周辺画質に注意
最大撮影倍率付近では、被写体との距離と画面周辺の描写を分けて確認する必要があります。
最短撮影距離は撮像面から被写体までの距離で、レンズ先端から測る作動距離とは別の数値です。最大倍率付近では作動距離が短く、レンズや撮影者の影が入りやすいほか、照明を置ける場所も限られます。
近接時は中央と周辺で描写に差が出ます。最大撮影倍率0.5倍では中央部が良好な反面、画面周辺はぼやけやすい傾向です。花や立体物を中央に置く撮影には使いやすいものの、切手や資料などの平面を四隅まで均一に写す用途には適していません。
平面の被写体を撮る場合は、被写体から少し離れて撮影倍率を下げるか、平面撮影に向いたマクロレンズを検討してください。
Nikon NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1のAF性能

Nikon NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1は、AF駆動にSTM(ステッピングモーター)を採用しています。日常のスナップや接写に使えますが、合焦速度は周囲の明るさ、被写体のコントラスト、組み合わせるボディによって変わる点に注意が必要です。
静止画ではスナップから近接まで対応
街歩きでは、近くの看板から遠くの建物まで撮影距離が頻繁に変わります。明るく輪郭が分かりやすい被写体では、スムーズに合焦しやすい構成です。
暗い場所やコントラストの低い場面では、ピント合わせに時間がかかることもあります。AF性能はレンズ単体だけで決まらないため、ボディの測距性能やAF設定も確認してください。
近接撮影ではピント位置を確認
被写体へ大きく寄る場面では、通常の撮影距離よりもピント位置の確認が重要です。
被写体へ近づくほど、ピントが合って見える範囲である被写界深度は浅くなり、撮影者や被写体がわずかに前後しただけでも狙った位置から外れることがあります。
手持ちでは体を安定させ、同じ構図を複数枚撮ると写真を選びやすくなります。被写体が静止している場合は拡大表示を使い、花びらや小物の模様など、見せたい部分にピントが合っているか確認しましょう。
Nikon NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1の動画適性

Nikon NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1は、24mmの広角から105mmの中望遠まで画角を変えられ、旅行動画や商品紹介で複数の構図を作れます。動画で使用する際は、手ブレ補正、AF音、フォーカスブリージング、ハイレゾズームの条件を確認しておきましょう。
手持ち撮影とAF音の注意点
手持ち動画では、使用するボディの手ブレ補正と音声収録方法が撮りやすさを左右します。
24mmでは周囲の様子を広く見せ、105mmでは人物の表情や商品の細部を大きく写せます。本レンズにレンズ内手ブレ補正(VR)はありません。歩きながら撮影する場合は、ボディ内手ブレ補正、電子手ブレ補正、三脚、ジンバルなどから、撮影方法に合う手段を選ぶ必要があります。
AF駆動には静粛性に配慮したSTMを採用しています。静止画では作動音が目立ちにくいものの、静かな場所で内蔵マイクを使うと低い駆動音が入る場合があります。会話や小さな環境音を収録する際は、事前に短いテスト撮影を行い、必要に応じて外部マイクを検討してください。
フォーカスブリージングとズーム中のピント
動画撮影では、ピント移動に伴う画角の変化と、ズーム操作後のピント位置を確認しておきましょう。
フォーカスブリージングとは、ピントを手前から奥へ移した際に画角が変化する現象です。広角側では目立ちにくいものの、105mm側で手前と奥へ大きくピントを移すと、画角の変化が見える場合があります。
また、本レンズはズーム操作中にピント位置を完全には維持しません。撮影中に焦点距離を変える場合は、コンティニュアスAF(撮影中にピントを追従させる設定)を使用してください。
ハイレゾズームでFX機は24-210mm相当
対応ボディでは、動画撮影時にハイレゾズームを最大2倍まで利用できます。
本レンズと対応するFX機を組み合わせた場合は24-210mm相当、Z50IIでは35mm判換算36-315mm相当の画角です。ニコンが2026年1月15日時点で案内している対応機種は、Z9、Z8、Z6III、Z5II、Zf、Z50II、ZRとなっています。
ハイレゾズームは、撮像素子の解像度を利用して動画の画角を段階的に狭める機能で、光学ズームとは異なります。実際の焦点距離や背景のボケ方は210mmレンズと同じにならず、撮影位置を変えない限り遠近感も変化しません。
対応条件はボディごとに異なる
ハイレゾズームを使用できる記録形式、解像度、フレームレート(1秒間に記録するコマ数)は、カメラによって異なります。たとえば、Z5IIの対応条件と主な制約は次のとおりです。
項目 | Z5IIでの条件・制約 |
|---|---|
撮像範囲 | FX |
動画記録ファイル形式 | H.265 10-bit(MOV)、H.265 8-bit(MOV)、H.264 8-bit(MP4) |
画像サイズ・フレームレート | 1920×1080 30p/25p/24p |
最大倍率 | 2.0倍 |
AFエリアモード | ワイドエリアAF(L)に固定 |
フォーカスポイント表示 | 非表示 |
電子手ブレ補正 | OFFに固定 |
Z5IIでは、ハイレゾズームと電子手ブレ補正を併用できません。Z8やZ9では対応する記録設定や操作方法が異なるため、使用前に各機種のオンラインマニュアルを参照しましょう。普段の動画設定と条件が合うかも、購入前に確認しておきたいポイントです。
Nikon NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1と競合機の比較
比較対象には、NIKKOR Z 24-120mm f/4 S、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR、NIKKOR Z 24-70mm f/4 Sの3本を選びました。いずれもNIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1と同じニコンZマウントのFXフォーマット対応レンズで、Zシリーズのボディへマウントアダプターなしで装着可能です。
DXフォーマットのZシリーズにも装着できます。DX機では35mm判換算の焦点距離が約1.5倍相当となり、写る範囲はフルサイズ機より狭くなります。
機種 | 焦点距離・開放F値 | 質量 | 最大撮影倍率 | レンズ内VR | フード |
|---|---|---|---|---|---|
24-105mm F4-7.1 | 約350g | 0.5倍(70-105mm) | なし | 別売 | |
24-120mm F4一定 | 約630g | 0.39倍(120mm) | なし | 付属 | |
24-200mm F4-6.3 | 約570g | 0.28倍(200mm) | あり(5.0段) | 付属 | |
24-70mm F4一定 | 約500g | 0.3倍(70mm) | なし | 付属 |
※NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRの手ブレ補正効果5.0段は、NORMALモード、FXフォーマットのカメラ、望遠端で測定したCIPA規格(カメラ・映像機器工業会の測定基準)準拠値です。
NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sとの違い
F4一定の明るさと120mmまでの焦点距離を重視するなら、NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sが候補になります。
NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1は望遠側へズームすると開放F値が暗くなり、105mmではF7.1です。これに対し、24-120mm F4 Sは広角端から望遠端までF4を維持します。室内や夕方に人物を撮る場合は、同じ明るさに仕上げる際にシャッタースピードを上げるか、ISO感度を下げやすい点が特徴です。
さらに、24-120mm F4 Sは、ナノクリスタルコートとアルネオコートを採用したS-Lineの標準ズームで、望遠端も120mmまで伸びています。
ただし、質量は約630gあり、24-105mmより約280g重いレンズです。最大撮影倍率は0.39倍となるため、携行性と近接撮影を優先するなら24-105mm、F4一定の明るさと望遠域を求めるなら24-120mmが向いています。
NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRとの違い
レンズ交換をせずに遠くの被写体まで撮りたい人には、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRが候補です。
広角端は24-105mmと同じ24mmですが、望遠端は200mmまで伸びます。旅行先の建物、動物、屋外ステージなど、105mmでは小さく写る被写体をより大きく収められる構成です。
また、24-200mmはレンズ内VRを搭載しています。ボディ内手ブレ補正を備えないDX機と組み合わせる場合や、静止した被写体を望遠側で手持ち撮影する際に使用可能です。ただし、人物や動物の動きによる被写体ブレは補正できないため、動体撮影では被写体の速度に合わせてシャッタースピードを設定してください。
近接性能は24-105mmのほうが高く、最大撮影倍率は0.5倍です。24-200mmは200mm時の0.28倍となるため、遠くの被写体を撮る機会が多い人には24-200mm、料理や花を大きく写したい人には24-105mmが選びやすいでしょう。
NIKKOR Z 24-70mm f/4 Sとの違い
標準域をF4一定で撮影したい場合は、NIKKOR Z 24-70mm f/4 Sも比較候補になります。
NIKKOR Z 24-70mm f/4 Sは、24-70mmをF4一定でカバーするS-Lineの標準ズームです。沈胴時の全長は約88.5mmで、室内撮影やポートレートに70mmまでF4を使いたい人に向いています。
ただし、望遠端は70mm、最大撮影倍率は0.3倍です。24-105mmは105mmまで撮影でき、70-105mmでは最大撮影倍率0.5倍に対応します。
標準域のF4一定を重視するなら24-70mm、旅行中の望遠撮影や料理・小物の接写まで1本で対応したいなら24-105mmが候補になります。
Nikon NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1のレビューまとめ
Nikon NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1は、約350gの軽さで24mmから105mmまでをカバーし、70-105mmでは最大撮影倍率0.5倍に対応する標準ズームです。日中の旅行や街歩きで、風景、家族写真、料理、花、小物などを1本で撮影したい人に向いています。通常撮影では画面中央の解像が良好な反面、最大撮影倍率付近では周辺がぼやけやすい傾向です。また、自動ゆがみ補正を前提とした設計で、望遠端の開放F値がF7.1、レンズ内VRが非搭載である点も購入前に確認しておきましょう。暗い室内や動体撮影が多い場合はNIKKOR Z 24-120mm f/4 S、200mmまでの望遠域とレンズ内VRを求めるならNIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRが候補です。70mmまでをF4一定で撮りたい人は、NIKKOR Z 24-70mm f/4 Sも用途に合わせて比較してください。
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