
2026年上半期 ブランド別平均取引価格 主要8ブランドで最大2.4倍差【みんなのカメラ調べ】








みんなのカメラで2026年上半期(1〜6月)に成立したカメラ・レンズの取引を、ブランド別に集計しました。取引シェア2%以上の8ブランドでは、平均取引価格が最も高いのはSONYの176,554円、最も低いのはパナソニックの74,303円でした。カメラ本体とレンズの価格差、価格帯の分布、取引上位の機材の詳細もこの記事で解説していきます。
この記事のサマリー

掲載8ブランドの平均取引価格は、最高が SONYの176,554円、最低が パナソニックの74,303円 で、差は 約2.4倍

シグマは交換レンズが取引の 63.9%。本体平均 153,807円 は、本体とレンズを合算したブランド平均 111,185円 より 42,622円 高い

リコーは掲載8ブランドで全体平均 171,587円 の2位だが、30万円以上は 0.4%。山は20万円以上30万円未満の 50.4%。5万円未満が最も高いのは、同じ8ブランドではパナソニックの 44.3%

月間の全体平均は、1月の 107,475円 が最も低く、4月の 163,011円 が最も高い。6月は 142,743円。その月に成立した取引の平均で、同一機種の価格変化ではない
本データについて

平均取引価格は、対象期間に成立した取引価格の平均です。製品ごとの平均価格を同じ重みで平均したものではなく、取引の多い製品ほどブランド全体の平均に強く反映されます。
ブランド全体の平均は、本体とレンズの取引割合に加え、取引された機種や新品・中古の構成によっても変わります。本記事では本体とレンズを分けた平均も掲載していますが、同じカテゴリでも製品の仕様や状態をそろえた比較ではありません。
項目 | 内容 |
|---|---|
データソース | みんなのカメラのフリマ取引実績 |
データ期間 | 2026年1月1日〜2026年6月30日 |
対象 | カメラ本体・交換レンズ(全ブランド) |
対象状態 | 新品・中古を問わない。対象取引の95.4%が中古 |
掲載範囲 | 取引シェア2%以上の8ブランド。合計で全取引の97.1% |
平均取引価格 | 対象期間に成立した取引価格の平均(税込) |
「全体」の範囲 | 掲載8ブランド以外も含む、対象となった全ブランドの取引 |
取引シェア | 対象となった全取引に占める、各ブランドの取引数の割合 |
本体比率・新品比率 | 各ブランドの取引数に占める、カメラ本体・新品の割合 |
数値の表示 | 金額は円単位、割合・倍率は小数第1位で表示。丸めにより割合の合計が100%にならない場合がある |
ブランドは取引データ上の区分に従い、リコーにはPENTAX製品を含めています。OM SYSTEMとオリンパスは別区分です。また、交換レンズは装着先のカメラではなく、レンズのブランド別に集計しています。
対象となった全取引の平均は140,537円、中央値は108,455円です。平均は中央値より32,082円高くなっています。中央値は、取引価格を安い順に並べたときの中央の値です。
本データは、みんなのカメラ上のフリマ取引に基づくものです。日本のカメラ市場全体を代表するものではなく、同サービスにおける取引傾向を示しています。
ブランド別平均取引価格 一覧

掲載8ブランドを、ブランド全体の平均取引価格が高い順に並べました。本体平均・レンズ平均に加え、本体比率と新品比率を併記しています。
ブランド | 取引シェア | 平均取引価格 | 本体平均 | レンズ平均 | 本体比率 | 新品比率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
SONY | 20.9% | 176,554円 | 185,537円 | 154,331円 | 71.2% | 1.9% |
リコー | 3.6% | 171,587円 | 179,615円 | − | 94.4% | 58.4% |
富士フイルム | 8.7% | 149,375円 | 186,820円 | 70,836円 | 67.7% | 7.6% |
Canon | 28.0% | 136,054円 | 134,929円 | 137,523円 | 56.6% | 2.5% |
ニコン | 26.2% | 127,076円 | 129,577円 | 122,035円 | 66.8% | 0.3% |
シグマ | 2.2% | 111,185円 | 153,807円 | 87,075円 | 36.1% | 1.3% |
OM SYSTEM | 5.0% | 110,186円 | 107,825円 | − | 92.6% | 2.0% |
パナソニック | 2.5% | 74,303円 | 108,784円 | 37,358円 | 51.7% | 4.6% |
平均取引価格の最高はSONYですが、取引シェアの上位はCanonの28.0%とニコンの26.2%です。両ブランドを合わせると全取引の54.2%を占めており、取引数の多いブランドと平均価格の高いブランドは一致していません。
レンズ平均の「−」は、対象となるレンズ取引が少ないため非掲載とした区分です。取引がないことや、価格が0円であることを意味しません。
レンズ平均を掲載した6ブランドのうち、レンズ平均が本体平均を上回ったのはCanonだけで、差は2,594円でした。
【注目ポイント】ブランド別平均価格から見えた3つの発見

注目1|平均価格の開きは本体よりレンズで大きい
ブランド全体の平均取引価格だけでなく、本体とレンズを分けて比較すると、最高と最低の開きは次のようになりました。
比較の範囲 | 最高 | 最低 | 最高÷最低 | 平均価格の差額 |
|---|---|---|---|---|
全体(掲載8ブランド) | SONY 176,554円 | パナソニック 74,303円 | 約2.4倍 | 102,251円 |
カメラ本体(掲載8ブランド) | 富士フイルム 186,820円 | OM SYSTEM 107,825円 | 約1.7倍 | 78,995円 |
交換レンズ(掲載6ブランド) | SONY 154,331円 | パナソニック 37,358円 | 約4.1倍 | 116,973円 |
交換レンズは、レンズ平均を非掲載としたOM SYSTEMとリコーを除く6ブランドで比較しています。各行で最高・最低となるブランドの組み合わせは異なります。同じ6ブランドで本体平均を比べると、最高は富士フイルムの186,820円、最低はパナソニックの108,784円で、約1.7倍です。

SONYと富士フイルムでは、本体平均の差は1,283円です。一方、レンズ平均はSONYが154,331円、富士フイルムが70,836円で、83,495円、約2.2倍の開きがありました。
ただし、本体比率もSONYが71.2%、富士フイルムが67.7%と異なります。両ブランドの平均価格を比べる際は、カテゴリ別の価格だけでなく、本体とレンズがそれぞれどのくらい取引されたかも考慮する必要があります。
同期間のSONYレンズ取引上位10本は、Gレンズ6本とG Master4本でした。例えば、FE 24-70mm F2.8 GM IIの平均取引価格は243,513円、FE 70-200mm F2.8 GM OSS IIは292,327円です。20万円を超えるレンズも取引上位に入っており、ブランド平均だけでは見えない具体的な取引機材を確認できます。
注目2|シグマはレンズ取引が約64%。本体平均はブランド平均より約4.3万円高い
シグマの本体平均は153,807円で、掲載8ブランドの4番目です。一方、本体とレンズを合算したブランド平均は111,185円で6番目となり、両者には42,622円の差があります。
この違いには、交換レンズが取引の63.9%を占めることが関係しています。レンズ平均は87,075円で本体平均より低く、取引の多数をレンズが占めています。
注目3|リコーは20万円以上30万円未満が過半、パナソニックは5万円未満が44.3%

リコーとSONYは、ブランド平均がともに17万円台ですが、取引価格の分布は異なります。リコーは20万円以上30万円未満が50.4%を占め、30万円以上は0.4%です。一方、SONYは30万円以上が15.0%と、掲載8ブランドで最も高くなっています。
パナソニックは5万円未満が44.3%、5万円以上10万円未満が31.0%で、取引の約4分の3が10万円未満です。ただし、本体とレンズを合算した割合であり、カメラ本体だけの価格分布ではありません。
新品・中古の構成にも違いがあります。リコーの新品比率は58.4%で、他の7ブランドの0.3%〜7.6%を大きく上回ります。リコーの平均価格や価格帯の分布を、中古中心の他ブランドと比較する際には、対象状態の違いにも注意が必要です。
ブランド | 5万円未満 | 5万円以上10万円未満 | 10万円以上20万円未満 | 20万円以上30万円未満 | 30万円以上 |
|---|---|---|---|---|---|
SONY | 6.9% | 29.0% | 29.9% | 19.2% | 15.0% |
リコー | 16.8% | 4.0% | 28.4% | 50.4% | 0.4% |
富士フイルム | 11.1% | 28.3% | 39.1% | 16.6% | 5.0% |
Canon | 18.9% | 30.1% | 29.0% | 15.5% | 6.5% |
ニコン | 12.7% | 37.3% | 32.9% | 12.5% | 4.7% |
シグマ | 11.6% | 34.2% | 47.1% | 6.5% | 0.6% |
OM SYSTEM | 13.9% | 36.1% | 46.9% | 2.6% | 0.6% |
パナソニック | 44.3% | 31.0% | 19.0% | 5.2% | 0.6% |
全体(全ブランド) | 14.9% | 31.2% | 31.6% | 15.3% | 6.9% |
※各ブランドの取引数を分母とした構成比です。本体とレンズ、新品と中古を合算しています。丸めにより合計が100%にならない場合があります。
月次推移|8ブランド中5ブランドで4月の平均取引価格が最高

全ブランドの月間平均取引価格は、1月の107,475円から4月の163,011円へ上がり、4月が上半期で最も高くなりました。その後、6月は142,743円となり、4月を約12.4%下回っています。
ブランド別でも、Canon・ニコン・SONY・OM SYSTEM・リコーの5ブランドは、4月の平均取引価格が上半期で最も高くなりました。一方、富士フイルムは3月、パナソニックとシグマは6月が最高で、すべてのブランドが同じ推移を示したわけではありません。
ただし、各月に取引された製品や、本体・レンズ、新品・中古の構成は同じとは限りません。この推移は同一機種の値上がり・値下がりを示すものではなく、その月に成立した取引の平均価格の変化です。取引数の増減を示す指標でもありません。
月 | 全体 | Canon | ニコン | SONY | 富士フイルム | OM SYSTEM | リコー | パナソニック | シグマ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1月 | 107,475円 | 126,858円 | 112,047円 | 110,610円 | 121,815円 | 85,685円 | 148,155円 | 47,221円 | 86,195円 |
2月 | 116,523円 | 105,945円 | 105,468円 | 141,811円 | 134,339円 | 98,968円 | 158,362円 | 71,228円 | 83,823円 |
3月 | 151,576円 | 153,432円 | 114,771円 | 194,414円 | 181,593円 | 116,519円 | 190,661円 | 64,885円 | 117,541円 |
4月 | 163,011円 | 155,997円 | 139,330円 | 216,902円 | 156,790円 | 134,598円 | 194,742円 | 99,352円 | 143,211円 |
5月 | 147,693円 | 136,642円 | 137,352円 | 180,936円 | 151,007円 | 115,704円 | 167,352円 | 103,748円 | 147,504円 |
6月 | 142,743円 | 131,884円 | 127,245円 | 175,140円 | 151,444円 | 108,089円 | 183,993円 | 122,078円 | 149,138円 |
※「全体」は全ブランドの平均です。上半期の平均取引価格は期間中の全取引から算出しており、6か月分の月間平均を単純平均した値ではありません。
各ブランドで取引が多かった上位3製品
各ブランドの取引数上位3製品を紹介します。平均取引価格が高い順ではありません。価格は2026年上半期の成立実績で、新品・中古を合算しています。
SONY
取引上位には、平均207,278円のα7 IVに加え、VLOGCAM ZV-E10のブラックが58,559円、α6400のブラックが76,479円で入りました。ブランド全体の平均は17万円台ですが、上位3製品のうち2製品は10万円未満です。
製品名 | 平均取引価格 |
|---|---|
α7 IV ILCE-7M4 ボディ | 207,278円 |
VLOGCAM ZV-E10 ボディ ブラック | 58,559円 |
α6400 ILCE-6400 ボディ ブラック | 76,479円 |
リコー
上位3製品のうち2製品がGRシリーズのコンパクトカメラで、残る1製品はPENTAX K-1 Mark IIです。GR IVの平均取引価格は223,844円、GR IIIxのブラックは180,698円で、平均価格の差は43,146円でした。
製品名 | 平均取引価格 |
|---|---|
GR IV(GR4) | 223,844円 |
GR IIIx(GR3X) ブラック | 180,698円 |
PENTAX K-1 Mark II ボディ | 159,438円 |
富士フイルム
上位3製品には、単焦点のフジノンレンズ XF35mmF1.4 Rと、本体のX-T5・X100VIが並びました。レンズと本体の平均取引価格の差が、上位機材にも表れています。
製品名 | 平均取引価格 |
|---|---|
フジノンレンズ XF35mmF1.4 R | 66,496円 |
X-T5 ボディ ブラック | 184,546円 |
X100VI 日英2言語設定モデル ブラック | 270,650円 |
Canon
上位3製品は、フルサイズのEOS R6 Mark II、超望遠ズームのRF 100-400mm、APS-CのEOS R7です。本体2機種とレンズ1本が並び、平均取引価格はRF 100-400mmの86,087円からEOS R6 Mark IIの216,001円まで分かれました。
製品名 | 平均取引価格 |
|---|---|
EOS R6 Mark II ボディ | 216,001円 |
RF 100-400mm F5.6-8 IS USM | 86,087円 |
EOS R7 ボディ | 134,126円 |
ニコン
上位3製品は、ミラーレスのZ50IIと、一眼レフのD500・D7500です。3製品の平均取引価格は73,513円から106,727円の範囲に収まりました。
製品名 | 平均取引価格 |
|---|---|
Z50II ボディ | 106,727円 |
D500 ボディ | 94,766円 |
D7500 ボディ | 73,513円 |
シグマ
上位3製品には、カメラ本体のSIGMA fp・fp Lと、キヤノン用の150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporaryが入りました。fpの平均取引価格は126,214円、fp Lは187,449円で、両機種の平均価格には61,235円の差があります。
製品名 | 平均取引価格 |
|---|---|
SIGMA fp ボディ | 126,214円 |
SIGMA fp L ボディ | 187,449円 |
150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary キヤノン用 | 136,905円 |
OM SYSTEM
上位3製品はいずれもマイクロフォーサーズの本体で、OM-1・OM-5・OM-1 Mark IIが並びました。平均取引価格はOM-5のブラックが82,622円、OM-1 Mark IIが191,682円で、上位機材の中でも109,060円の開きがあります。
製品名 | 平均取引価格 |
|---|---|
OM-1 ボディ | 138,271円 |
OM-5 ボディ ブラック | 82,622円 |
OM-1 Mark II ボディ | 191,682円 |
パナソニック
上位3製品には、コンパクトカメラのLUMIX TZ99、フルサイズのLUMIX S9、交換レンズのLUMIX S 18-40mmが入りました。LUMIX S9のジェットブラックは平均145,095円で、ブランド全体の平均74,303円の約2倍です。平均価格が低いブランドでも、選ぶ機材によって必要な予算は異なります。
製品名 | 平均取引価格 |
|---|---|
LUMIX TZ99(DC-TZ99) ブラック | 63,888円 |
LUMIX S9(DC-S9) ボディ ジェットブラック | 145,095円 |
LUMIX S 18-40mm F4.5-6.3 | 40,634円 |
メディア引用用|主な結果と集計条件

2026年1〜6月に「みんなのカメラ」で成立した取引を集計したところ、取引シェア2%以上の8ブランドの平均取引価格は、SONYの176,554円が最も高く、パナソニックの74,303円が最も低く、差は約2.4倍だった。カメラ本体のみでは最高と最低の差は約1.7倍、交換レンズのみでは約4.1倍だった。交換レンズの倍率は、レンズ平均を非掲載としたOM SYSTEMとリコーを除く6ブランドで算出した。掲載8ブランドで全取引の97.1%を占める。新品・中古を対象とし、対象取引の95.4%は中古だった。リコーにはPENTAX製品を含み、OM SYSTEMとオリンパスは別区分である。
引用時は「みんなのカメラ調べ」と明記してください。本集計は同サービス内の取引傾向を示すもので、日本のカメラ市場全体を代表するものではありません。
編集部コメント|平均値は、製品の価格そのものではない
ブランドの平均取引価格は、そのブランドで成立した取引をならした値です。売却する一台の相場も、購入する一台の価格も、この平均とは別に製品ごとに分かれています。
売却で相場を確認するときは、ブランドの平均ではなく、同じ製品名の取引価格を見てください。購入候補を比べるときも同じです。カメラ本体と交換レンズを分け、レンズはマウントと焦点距離をそろえた製品同士で、平均取引価格を比べてください。
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