光明寺庭園

光明寺庭園(神奈川)は、鎌倉の海にほど近い浄土宗の大寺・光明寺の本堂裏に広がる池泉庭園で、大きな池と阿弥陀堂、背後の山を借景にした開放感のある構図が魅力です。春は桜と新緑、初夏はハナショウブ、秋は紅葉が池を縁取り、冬は澄んだ空気と静かな水面が被写体。方丈から低めのアングルで池を大きく入れ、縁側を前景にすると奥行きが生まれます。望遠で阿弥陀堂の軒先や渡り廊下越しの庭を切り取れば、禅寺とはまた違う穏やかな浄土庭園の表情が写せます。参道から海側へ視線を振れば、松並木越しに湘南の光も感じられるので、広角で寺と海の気配を一枚に収めるカットもぜひ狙ってみてください。