恵那峡（岐阜県恵那市）

木曽川を大井ダムでせき止めて生まれた恵那峡は、奇岩怪石が並ぶ湖岸と赤い恵那峡大橋、遊覧船がつくる変化に富んだ渓谷景観が魅力。春はさざなみ広場の桜やツツジが湖面を彩り、夏は濃緑と橋の赤が鮮やかに対比する。秋はモミジやカエデが水面を染め、冬はオシドリなどの水鳥が静かな湖面に点景を添える。遊歩道からは岩を前景に広角で奥行きを強調し、橋上や展望台からは湖面と橋、船を望遠で圧縮するとスケール感のある一枚に。クルーズ船から奇岩を見上げれば、岸からとは異なるアングルで立体的な恵那峡の表情を切り取れる。