古鷹山

古鷹山は江田島のシンボル的な山で、山頂からは呉湾と音戸の瀬戸、宮島や四国山地まで見渡せる瀬戸内屈指の展望台。山腹はアカマツと常緑樹の明るい林が広がり、春は桜と新緑、夏は青い海と入道雲、秋は斜光に浮かぶ島影、冬は澄んだ空気とオレンジに染まる夕景が被写体。広角で岩場や山頂の電波塔を前景に、奥に海と多島美を大きく入れ、中望遠で橋や船の航路を圧縮すると画面が締まる。PLで水面のギラつきを抑え、NDで波を滑らせれば、ゆっくり流れる瀬戸内時間を感じる一枚になる。