笠取山

笠取山は四国カルスト北部・大川嶺連峰の最高峰で、標高1562mの山頂一帯がクマザサに覆われた広い平頂になっているのが特徴です。稜線に立てば石鎚山系から宇和海側の山並みまで見渡せ、初夏にはミツバツツジの大群落と新緑が彩りを添えます。風の強い日はササ原が波のように揺れ、夕方には斜光が縞模様の陰影を作ってグラフィカル。広角で台地と空のボリュームを、望遠で連なるピークや放牧地を切り取るとスケール感が伝わります。秋の草紅葉や冬の樹氷も狙いたい被写体です。