万太郎山・浅間平橋登山口

万太郎山・浅間平橋登山口は、谷川連峰の主脈へと登り上げる吾策新道の起点で、沢音と深い森のしっとりした空気を味わいながら撮影できる登山口です。序盤は杉林とブナの二次林が続き、早朝には沢霧が流れ込んで木立の間に柔らかな光が差し込みます。広角で登山道と頭上の樹冠を入れれば森の奥行きが強調され、望遠では苔むした岩や水飛沫を切り取って質感描写を楽しめます。秋には斜面一面が錦に染まり、稜線に出れば万太郎山から平標山方面へ続くスカイラインがダイナミックに画面を横切ります。残雪期は白い尾根のラインが浮かび上がり、雲海と組み合わせれば重厚な山岳写真に仕上がります。