金峰山（山口県周南市）

周南の街と海、工場群の灯を見下ろす金峰山は、夕景から夜景へ滑らかに変化する色と光が主役。春は霞が柔らかく、夏は入道雲、秋は澄んだ空にオレンジの帯、冬は乾いた空気で輪郭が締まる。広角で空を大きく、望遠で煙突の炎や配管の線を抽象的に。露出ブラケットと低めの色温度でハイライトを丁寧に回収。PLは不要か弱め。風があればNDで雲を流し、車の光跡を重ねると立体感が増す。青の時間は色温度を落として群青を活かし、白飛びしやすい光源は露出ブラケットで粘る。三脚は低く重量を掛け、風が強い日はストラップを外す。前景に手すりや植栽を入れて奥行きを作ると、工場夜景の立体が一段と引き立つ。