ゴジラ岩

怪獣の横顔に見える奇岩は、立ち位置で“ゴジラ感”が決まる遊び心のある被写体。潮位が低い時間は岩の輪郭がはっきりし、波打ち際の前景も作りやすいです。夕方は逆光シルエットで形が締まり、朝焼けは空の色で印象が一変。広角で海岸線と雲を入れてスケールを出し、望遠で頭部だけを切り取ればアイコン写真に。波が荒い日は飛沫を速いシャッターで止めて迫力を、凪の日は海のグラデーションを活かして静かな一枚に。夜は星を背景にシルエットを狙うのも面白く、雲の形が良い日はドラマが跳ねます。まず“顔の向き”が出る場所を探し、数歩単位で立ち位置を詰めると完成度が上がります。