文化のみち二葉館（名古屋市旧川上貞奴邸）

文化のみち二葉館は、赤い外壁とステンドグラス、和室が共存する大正ロマンの邸宅。外観はカーブしたバルコニーと塔屋を広角で切り取り、逆光で輪郭を光らせると雰囲気抜群。室内は色ガラス越しの光や漆喰壁に落ちる影が主役で、窓辺の椅子やランプを中望遠で寄ると映画のワンシーンのよう。階段やステンドの映り込みも被写体になるので、少しローアングルで床の反射を生かすと華やかさが増します。夜間ライトアップの日は窓の明かりと街灯がにじみ、外から見上げるだけでもドラマチック。大正ロマンな装いのポートレート撮影にも相性が良く、背景ボケにステンドを入れると一気に華やぎます。