香りの家オランダ館

香りの家オランダ館は、オレンジ色の屋根とカラフルな窓枠、煉瓦造りの外壁がフォトジェニックな異人館。外観は広角で坂道と一緒に入れれば、神戸らしい斜面の街並みが伝わる。館内では香水瓶やラベル、調香の道具類を中望遠やマクロで狙うと、ガラス越しの反射や色の重なりが美しい。窓から差し込む自然光がテーブルに落ちる時間帯は、露出を少し抑えて陰影を生かしたい。テラスや庭では花と建物を前景・背景に入れ替えながら撮ると、ヨーロッパの路地のような雰囲気が簡単に出せる。夕方のブルーアワーには外灯と室内の灯りが混ざり合い、手持ちスナップでも映画のワンシーンのような一枚が狙える。