細江神社

浜名湖周辺の水辺の気配と社叢の緑が同居し、鳥居から拝殿までの短い導線でも“抜け”が作りやすい神社。朝の斜光は玉砂利の陰影が立ち、雨上がりは石畳が鏡になって朱が深く沈む。参道脇の松や枝をフレームに使うと背景整理が簡単。広角で空と参道を大きく、望遠で扁額・注連縄の縄目・狛犬の表情を切り取ると密度が上がる。夕景は水面の光を背景に、1/2秒で人影を少し流すと静けさが残る。PLで反射を整えると色が締まる。風が立つ日は幟や木の葉の揺れを少し残して撮ると、湖畔の空気まで写る。参拝前後の路地を一枚入れると旅写真として締まる。