長田神社

神戸を代表する古社・長田神社は、朱の鳥居と広い境内、参拝の賑わいが同居する“街の総鎮守”。正面シンメトリーで鳥居と拝殿を端正に押さえ、広角で参道の導線を伸ばすとスケールが出ます。望遠は扁額の文字、注連縄の縄目、狛犬の表情を切り取り、雨上がりは石畳の反射で朱が深く沈む。ローアングルで柱の太さを強調し、朱は飽和しやすいので露出は少しアンダーがコツ。祭礼の提灯が出る日は夕方〜青い時間が最強で、1/2秒で人影を流すと神域が浮く。手水の水滴や賽銭の金属光を寄りで締め、春の若葉や秋の黄葉まで季節を変えて通いたい。