秋葉湖の千本桜

秋葉湖の千本桜は、ダム湖を縁取るように続く桜並木と、水面の反射が一度に狙える春の定番。無風の朝は湖面が鏡になり、広角で桜の帯・山の稜線・空のグラデーションを三層でまとめると強い。日中は遊歩道や道路のカーブをリード線にして奥行きを作り、望遠で花の密度を圧縮すると画面が一気に華やぐ。夕景は空色が桜に移り、しっとり大人っぽい表情に。水辺なので靴の滑りと風対策は必須。散り始めは花筏が加わり、同じ場所でも別の絵になる。ブルーアワーは空が青く残り、桜のピンクが自然に浮く時間帯。湖畔の高低差を使って手前に枝、奥に並木を重ねると密度が増す。PLで水面の反射を調整し、風待ちで一発を狙いたい。