大峯山・千坊山／さくら

大峯山・千坊山は、光市室積に連なる低山で、山頂や登山道沿いに約180本のソメイヨシノや山桜、八重桜が植えられた花の尾根として親しまれています。4月上旬、瀬戸内海を見下ろす稜線が淡いピンクに染まる様子は圧巻で、山頂の東屋付近からは室積半島や島々を一望できます。広角で桜の枝越しに青い海と空を入れると開放感抜群の一枚になり、望遠で花と街並みを圧縮すれば、春霞に包まれた港町の表情もやわらかく写し取れます。登山道の途中にはベンチや展望ポイントも多く、ハイカーのシルエットを小さく添えることで、春山らしい高揚感と稜線の伸びやかさを表現でき、山歩きスナップにも絶好のロケーションです。