嬉野大茶樹

嬉野大茶樹は、茶畑の中にぽつんと残された巨大なチャノキで、通常の茶株とは比べものにならない幹回りと高さが目を引きます。足元の規則正しい茶畝と組み合わせると、栽培の歴史と一本の木の時間が一枚に同居する構図に。広角で茶畑のパターンと空を大きく入れれば、嬉野らしい風景写真になり、望遠で樹冠だけを切り取れば、常緑の葉の密度感が表現できます。朝夕の斜光で葉がキラッと光る瞬間を狙うと、茶の香りが漂うような写真になります。