鶴巻の大ケヤキ

秦野市鶴巻の大ケヤキは、小田急鶴巻温泉駅近くの住宅地の一角にそびえる市指定天然記念物で、幹周り約5m、樹高約25mの堂々たる一本です。枝張りが大きく、夏には青々とした葉が広がる緑のドームのようになり、根元から仰ぐと枝先へ視線が吸い込まれます。周囲の家並みや電柱を少し入れて都市のスケール感を残すと、生活の中で守られてきた巨木であることが伝わる一枚に。夕方の逆光で葉を透かせば、温泉街らしい柔らかな空気感も写し込めます。