神場山神社のフジ

神場山神社のフジは、山あいの境内を覆うように藤棚が広がり、見頃には紫の房が滝のように垂れ下がる撮影好適地です。花のカーテン越しに社殿や石段を入れれば、山の神社らしい静けさと華やぎが同居した一枚に。逆光で花を透かすと房の先端がふんわりと光をまとい、手前を大きくぼかせば奥の参道へ視線を導く構図も作れます。足元には落ちた花びらが薄く積もり、ローアングルから撮れば、藤色のベールに包まれた境内の空気をそのまま閉じ込めたような写真になります。