雨引観音のあじさい

雨引観音のあじさいは、山寺の斜面に約数千株が植えられ、石段や仁王門、本堂周りを多彩な色で彩る梅雨の名所です。石段脇から見上げれば、アジサイ越しに三重塔や山門が重なり、しっとりとした寺の空気が伝わる構図に。小雨の日は花弁と苔が濡れて色が一段と深まり、傘を差した参拝客を小さく入れると季節感とスケール感が増します。池に浮かべられたアジサイや、仁王像の足元を飾る花もフォトジェニックで、広角と中望遠を使い分けて境内のあちこちを撮り歩きたくなります。