シダ類植物群落

シダ類植物群落(神奈川)は、沢沿いや北向き斜面の林内に広がり、大小さまざまなシダが重なり合うことで深い緑のグラデーションが楽しめる被写体です。湿り気のある環境では葉に常に艶があり、曇天や小雨の日はコントラストが落ちて、繊細な葉脈や巻いた新芽もやさしく浮かび上がります。広角で林床から見上げれば、シダと木立がつくる「緑の底」のような世界に。マクロで一枚の葉やくるりと巻いたゼンマイに寄れば、抽象的なテクスチャ写真としても楽しめます。