荏柄天神のウメ

荏柄天神のウメは、学問の神を祀る社殿周りを紅白の梅が彩り、朱塗りの鳥居や拝殿とのコントラストが美しい、早春の鎌倉を代表する被写体です。参道の石段を見下ろす位置から撮れば、梅越しに行き交う参拝客の姿が小さく入り、人の気配を感じる一枚に。枝ぶりの良い一輪に寄り、背景に社殿の屋根や御朱印待ちの列をぼかして入れると、旅の記録としても印象に残るカットになります。早朝の静かな時間帯なら境内も人が少なく、構図にこだわった作品撮りに最適です。メジロなどの小鳥が訪れる瞬間も多く、望遠レンズ一本でも存分に楽しめます。