山野草の里(神石郡神石高原町永野)

広島の山野草の里は、渓流沿いの斜面や雑木林の足元に自生種中心の山野草が植栽され、自然に近い環境で撮影できるのが魅力です。春はイチリンソウやエビネ、夏はヤマアジサイやオミナエシ、秋はシュウメイギクなど、訪れるたびに主役が変わります。木道や小径を構図に取り入れると、花だけでなく里山を歩く気配まで写し込めるスポットです。案内板で種名を確認しながら撮れるので、図鑑片手にフィールドワーク感覚で楽しめます。背景には渓流や苔むした岩も多く、スローシャッターで水の流れを入れると花単体とはまた違うしっとりした山里の情景になります。