大崎公園

大崎公園(神奈川)は、海を望む芝生と遊歩道、岬の縁に広がる見晴らしの公園。晴天は偏光で海と空を引き締め、階段や手すりの直線をリード線に水平線を低く置けば奥行きが出ます。夕暮れは水面のハイライトと雲の帯が主役。穏やかな日は長秒で波をベール状に、風の強い日は飛沫を高速で。ベンチや柵を点景に人物を小さく添えると旅情が静かに立ち上がります。干潮時は潮だまりに空が映り、俯瞰で砂紋を切り取ると抽象的。群青の時間帯は灯りと波の線が重なり、露出を控えめに空の階調を守ると色が深まる。手すり固定の低速で、静かな余韻を丁寧にすくい取りたい。