
【2026年版】FUJIFILM X-T30 IIのレビュー比較まとめ|旅行・スナップ向けの魅力と弱点






FUJIFILM X-T30 IIは、約2610万画素のAPS-Cサイズ「X-Trans CMOS 4」センサーと「X-Processor 4」を搭載した、約378gの小型ミラーレスカメラです。富士フイルムは発売時、同世代の上位モデルと同等の高画質や高速・高精度AFを特徴としていました。また、シャッタースピードや露出補正を操作できるダイヤルと18種類のフィルムシミュレーションを備え、静止画撮影を楽しみやすい構成です。ただし、ボディ内手ブレ補正は非搭載で、背面モニターはチルト式、SDカードスロットは1基となっています。2026年8月時点では販売終了しており、後継のX-T30 IIIが2025年11月28日に発売済みです。現在は、新品の現行モデルならX-T30 III、中古品や販売店に残る在庫ならX-T30 IIというように、価格と必要な機能を比べて選ぶことになります。
この記事のサマリー

旅行や街歩き、家族写真など、静止画を中心に小型レンズと組み合わせて持ち歩きたい人に向いています。

フィルムシミュレーションと物理ダイヤルを備えており、JPEGの仕上がりや撮影設定をカメラ側で調整したい人にも使いやすいモデルです。

ボディ内手ブレ補正と自撮り向けのバリアングル液晶は非搭載なので、歩き撮り動画やVlogが中心なら他機種も比較しておきたいところです。

連写は電子シャッターで約20コマ/秒、1.25倍クロップ(撮影範囲が狭くなるモード)では約30コマ/秒、メカニカルシャッターでは約8コマ/秒に対応します。

2026年8月時点では販売終了しているため、新品の現行モデルであるX-T30 IIIと、中古品や在庫品のX-T30 IIで価格やAF、動画機能を比較して選ぶことになります。
FUJIFILM X-T30 IIのレビュー要点

FUJIFILM X-T30 IIは、旅行や街歩きなどで持ち歩きやすさを重視する人と、動画や動体撮影を重視する人とで評価が変わるモデルです。ここでは実際の撮影用途を基準に、おすすめな人と不向きな人を整理します。
おすすめな人
旅行や街歩き、家族の日常など、静止画を中心に撮影する人に向いています。小型の標準ズームや単焦点レンズと組み合わせれば機材全体をコンパクトにまとめられるため、長時間持ち歩く日でも携帯時の負担を抑えやすいでしょう。
また、撮影後に毎回パソコンで細かな現像作業をせず、JPEGをスマートフォンへ転送して共有したい人にも適しています。フィルムシミュレーションを使って、色やコントラストの方向性を撮影時に決められるのが特徴です。
さらに、シャッタースピードダイヤルや露出補正ダイヤルを操作しながら撮りたい人にも候補でしょう。最初はAUTO撮影から始め、操作に慣れてから個別の設定へ移る方法もあります。
不向きな人
Vlogや自撮り動画を中心に使う人は、ほかの機種も比較しておきたいところです。背面モニターはチルト式のため、カメラの前に立った状態では画面を見ながら構図を確認できません。さらに、ボディ内手ブレ補正も非搭載なので、歩き撮りでは手ブレ補正対応レンズや支持機材などを使った対策が必要になります。
また、スポーツや鳥、乗り物などを継続して追う撮影では、被写体検出AFを備えた新しい世代も候補です。X-T30 IIは顔・瞳AFやトラッキングAFを利用できますが、特定の動物や乗り物を自動認識する被写体検出AFは搭載していません。
有償撮影や再撮影できないイベントで、撮影と同時にデータを2枚のカードへ保存したい人は、デュアルスロット搭載機も候補です。X-T30 IIのカードスロットは1基のため、2枚への同時記録はできません。
FUJIFILM X-T30 IIの基本情報

FUJIFILM X-T30 IIは、2021年11月25日に発売されたXシリーズのミラーレスカメラです。ここでは、2026年8月時点の発売状況や主要スペック、初代X-T30から変更されたポイントを整理します。
発売状況とXシリーズ内での立ち位置
2026年8月17日時点で、X-T30 IIは販売終了しています。後継のX-T30 IIIは2025年11月28日に発売されており、現在のX-T30シリーズではこちらが新しい世代です。
X-T30 IIを購入する場合は、中古品や販売店に残る在庫が中心になります。X-T30 IIIとの機能差は後半の競合比較で詳しく紹介します。
主なスペック要点
購入前に確認しておきたい主要仕様を以下にまとめました。連写や動画は撮影モードによって条件が異なるため、最高値だけでなく撮影方式もあわせて掲載しています。
項目 | 値 |
|---|---|
センサー | 23.5×15.6mm APS-Cサイズ X-Trans CMOS 4 |
有効画素数 | 約2610万画素 |
画像処理エンジン | X-Processor 4 |
ISO | 標準 ISO160〜12800、拡張 ISO80/100/125/25600/51200 |
AF | インテリジェントハイブリッドAF。シングルポイントAFまたはMF時は117点(9×13)/425点(17×25)から選択可能 |
連写 | 電子シャッター約20コマ/秒、1.25倍クロップ時約30コマ/秒、メカニカルシャッター約8コマ/秒 |
動画 | DCI4K/4K 29.97p、FULL HD 59.94p |
ハイスピード動画 | FULL HD 最大240p |
動画記録 | SDカード 4:2:0 8bit、HDMI出力 4:2:2 10bit |
手ブレ補正 | ボディ内手ブレ補正なし。OIS対応レンズではレンズ側の手ブレ補正を使用 |
EVF | 0.39型 有機EL、約236万ドット |
モニター | 3.0型 チルト式タッチ液晶、約162万ドット |
メディア | SD/SDHC/SDXC、UHS-I対応、シングルスロット |
バッテリー | NP-W126S、静止画約390枚(ノーマルモード時) |
サイズ | 幅118.4×高さ82.8×奥行46.8mm(最薄部31.9mm) |
質量 | 約378g(バッテリー・メモリーカード含む) |
価格 | 販売終了(公式通販で新品販売なし) |
※価格欄は、2026年8月17日時点の公式通販サイトの販売状況を基にしています。X-T30 IIは販売終了しており、フジフイルムモールで新品の現行販売価格はありません。
X-T30から何が変わった?
X-T30 IIは、X-T30からセンサーや画像処理エンジンを変更せず、ソフトウェアや操作時の使いやすさを中心に更新したモデルです。約2610万画素のX-Trans CMOS 4とX-Processor 4は共通していますが、AFアルゴリズムが刷新され、動く被写体への追従性能が向上しました。
さらに、フィルムシミュレーションには「クラシックネガ」や「ETERNAブリーチバイパス」などを含む全18種類を搭載しています。AUTOモードとSP(シーンポジション)モードのアルゴリズムも見直され、カメラが人物の有無や明るさなどを判断して撮影設定を選択する仕組みが更新されました。
ハードウェアでは、背面モニターが約162万ドットの3.0型チルト式タッチパネルへ高解像度化されています。すでにX-T30を使っている場合は、画素数の差ではなく、AFや操作面の改善に買い替える価値を感じるかが判断材料になるでしょう。
FUJIFILM X-T30 IIのデザインと操作性のレビュー

FUJIFILM X-T30 IIは、中央に電子ビューファインダー(EVF)を配置したセンターファインダースタイルを採用しています。外観はクラシカルなデザインで、上面に主要な操作部をまとめた構成です。操作方法については、物理ダイヤルとAUTOモードを使い分けられる点に特徴があります。
ダイヤル操作とAUTOを使い分けられる
シャッタースピードや露出補正は、天面の専用ダイヤルから直接変更できます。そのため、撮影中に設定を変えたいときも、画面内のメニューを開かず操作できるのが特徴です。
また、カメラに設定を任せたい場合はAUTOモードへ切り替えられます。最初はAUTOで撮影し、操作に慣れてきたらシャッタースピードや露出補正を自分で変更する、といった使い方も可能です。
さらに、物理ダイヤルは現在の設定をカメラ上面から確認できます。タッチパネルやコマンドダイヤルを中心に操作する機種と比べると、設定値を目で確認しながら変更しやすい構成といえるでしょう。
小型ボディなのでグリップは購入前に確認したい
小型ボディは携帯しやすい反面、グリップは大型のミラーレスほど深くありません。単焦点レンズや小型の標準ズームとは組み合わせやすいものの、大きな望遠ズームを装着すると前方の重量が増えるため、左手で鏡筒を支える持ち方が基本です。
加えて、背面のボタンやフォーカスレバーも限られたスペースに配置されています。手が大きい人は指が窮屈に感じる場合があるので、店頭で触れられるならグリップの深さだけでなく、フォーカスレバーや各ボタンへ指を動かしやすいかも確認しておきたいところです。
FUJIFILM X-T30 IIの画質評価(色・階調・高感度)

FUJIFILM X-T30 IIはJPEGと14bit RAWの両方に対応し、JPEGではカメラ内で色や階調を調整できます。RAWなら撮影後に明るさや色を細かく編集できるため、用途に応じて記録形式を選択可能です。ここでは、色作り、明暗差のある場面での階調、高ISO感度時のノイズに分けて画質を見ていきます。
フィルムシミュレーションを使ったJPEG撮影が魅力
X-T30 IIには18種類のフィルムシミュレーションがあり、PROVIA、Velvia、ASTIA、クラシッククローム、クラシックネガ、ETERNA、ETERNAブリーチバイパス、ACROSなどから選べます。
たとえば、鮮やかな色を出したい風景ではVelvia、落ち着いた色調に仕上げたい街撮りではクラシッククロームを試すなど、撮影したい雰囲気に合わせて選べます。ただし、被写体ごとに決まった組み合わせがあるわけではありません。同じ場面で複数のフィルムシミュレーションを試し、自分の好みに合う仕上がりを探してみてください。
さらに、JPEGの仕上がりに満足できれば、撮影後に毎回RAW現像を行う必要はありません。旅行先で撮った写真をスマートフォンへ転送し、そのまま共有したい場合にも使いやすい機能です。
明部と暗部の階調はDレンジ優先も活用できる
X-T30 IIには「Dレンジ優先」があり、明暗差が大きい場面で白飛びと黒つぶれを抑えるよう階調を補正できます。AUTO、強、弱、OFFから選択でき、逆光の人物や明るい空を含む風景などで利用できる機能です。
また、RAWで記録しておけば、撮影後に明るさや階調を細かく調整できます。JPEGで撮影時の仕上がりを作るか、RAWで後から調整するかは、撮影目的に応じて選択可能です。
なお、「強」「弱」にはISO感度による設定条件があります。Dレンジ優先を使う場合は、撮影画面で選択できる設定を確認しましょう。
高感度画質は用途や表示サイズを含めて判断
静止画の標準感度はISO160〜12800で、拡張設定ではISO80、100、125、25600、51200も選べます。ただし、高ISO感度で生じるノイズや細部の見え方は、写真を見るサイズやRAW現像の有無によって変わるため、「ISO○○までなら問題ない」と一律には決められません。
また、暗い場所で人物やペットなどを撮る場合は、ノイズだけでなく被写体ブレにも注意が必要です。撮影する被写体の動きに合わせてシャッタースピードを確保し、そのうえでISO感度を調整してください。
FUJIFILM X-T30 IIのAF性能・連写のレビュー

FUJIFILM X-T30 IIは、TTLコントラストAFと位相差AFを組み合わせたインテリジェントハイブリッドAFを採用しています。フォーカスモードはシングルAF(AF-S)、コンティニュアスAF(AF-C)、マニュアルフォーカス(MF)から選択可能です。また、シングルポイントAFでは13×9または25×17のフォーカスエリアからピントを合わせる位置を指定できます。
人物撮影では顔・瞳AFを利用できる
人物を撮るときは顔・瞳AFを利用でき、カメラが検出した顔や瞳へピントを合わせられます。そのため、家族写真や旅行先での人物撮影では、毎回フォーカスポイントを細かく移動させる手間を抑えられるでしょう。
また、動く人物や被写体を追う場合はAF-Cを選択できます。AF-Cは、シャッターボタンを半押ししている間、被写体との距離変化に合わせてピントを調整し続けるモードです。
建物や料理、商品など狙った位置へピントを合わせたい場面では、シングルポイントAFが使いやすい選択肢です。被写体や動き方に応じて顔・瞳AF、AF-C、シングルポイントAFを切り替えると、それぞれの撮影に合わせてピント位置を決められます。
なお、AFの速度や作動音は装着するレンズによっても変化します。動体や動画でAFを多用する場合は、カメラ本体だけでなく、使用予定のレンズのAF駆動方式や動作も確認してください。
高速連写はクロップの有無を区別する
X-T30 IIは、電子シャッターで最高約20コマ/秒の連写に対応しています。さらに1.25倍クロップを使用すると最高約30コマ/秒まで上がり、メカニカルシャッターでは最高約8コマ/秒です。
ただし、約30コマ/秒を選択すると撮影範囲が1.25倍クロップされるため、約20コマ/秒と同じ画角では撮影できません。また、公式仕様では約30コマ/秒時のJPEG連続記録枚数は29枚となっており、長時間その速度で撮り続けられるわけではない点にも注意が必要です。
さらに、電子シャッターではローリングシャッター歪みが発生する場合があります。これは、動きの速い被写体などを撮影した際に、本来は垂直な線が斜めに写るなど、被写体の形が変形して記録される現象です。
たとえば高速で横切る乗り物や、カメラを左右へ大きく振りながら撮影する場面では影響が目立つことがあります。撮影後の画像を確認し、歪みが気になる場合はメカニカルシャッターへ切り替えましょう。
FUJIFILM X-T30 IIの動画性能のレビュー

FUJIFILM X-T30 IIは、DCI4Kと4Kで最高29.97p、FULL HDの通常撮影では最高59.94pに対応しています。加えて、FULL HDのハイスピード撮影では240p、200p、120p、100pを選択可能です。通常動画とハイスピード撮影では用途や設定が異なるため、スペックを比較するときは分けて考える必要があります。
本体記録は8bit、HDMI出力は10bit
動画の記録方式は保存先によって異なり、本体のSDカードには4:2:0 8bit、HDMIからは4:2:2 10bitで出力します。10bitは8bitより色の階調を細かく扱える方式ですが、X-T30 IIではSDカードへの10bit記録はできません。
そのため、10bitで収録する場合はHDMI出力に対応した外部レコーダーが必要です。また、撮影後の色調整を前提としたF-Logにも対応しているので、編集を行う場合は記録方法と合わせて選んでください。
撮影した動画を大きく編集せずに使う場合は、フィルムシミュレーションで仕上がりを決めて撮影する方法もあります。
Vlogや自撮りではモニター形式にも注意
背面モニターは上下方向に動かすチルト式です。カメラの前に立った状態では画面を確認できないため、自分の顔や背景を見ながら構図を決めるVlogや自撮りには使いにくさがあります。
そのため、風景や家族をカメラの後ろから撮る動画と、自分自身を映しながら撮影する用途では操作性が異なります。自撮りを頻繁に行う場合は、前方から画面を確認できるバリアングルモニター搭載機との違いも確認してください。
FUJIFILM X-T30 IIの手ブレ補正とレンズ運用のレビュー

FUJIFILM X-T30 IIはボディ内手ブレ補正を搭載していないため、手持ち撮影で手ブレ補正を使う場合はOIS(光学式手ブレ補正)対応レンズを選びます。対応レンズを装着すると、カメラのブレ防止モードから手ブレ補正を設定可能です。また、レンズにOISスイッチがある場合は、レンズ側の設定が優先されます。
OIS搭載レンズは静止した被写体の手持ち撮影に使いやすい
OISは、撮影者が構えたときに生じるカメラやレンズの揺れを補正する機能です。たとえば夕方の建物や店内の料理など、被写体がほとんど動かない場面では、手持ちでもシャッタースピードを遅くして撮影できる場合があります。
ただし、OISそのものが歩いている人物や走るペットの動きを止めるわけではありません。動く被写体のブレを抑えるには、被写体の速さに合わせてシャッタースピードを設定する必要があります。
OIS非搭載レンズではシャッタースピードを確認する
OISを搭載していない単焦点レンズを暗い場所で使う場合は、シャッタースピードが遅くなりすぎていないか確認しましょう。必要な速さはレンズの焦点距離や撮影者の構え方、被写体の動きによって変わるため、特定の数値をすべての場面に当てはめることはできません。
また、動かない夜景を撮影するときは三脚も選択肢です。カメラを固定できるため、手持ちより遅いシャッタースピードを使った撮影にも対応できます。
OIS対応レンズを装着して三脚を使用する場合は、ブレ防止モードをOFFにすることが推奨されています。レンズ側にOISスイッチがある場合も含め、三脚撮影の前に手ブレ補正の設定を確認しましょう。
FUJIFILM X-T30 IIのバッテリー・接続性・メディアのレビュー

FUJIFILM X-T30 IIはNP-W126Sバッテリーを使用し、ノーマルモード時の静止画撮影可能枚数は公称約390枚です。動画では4K/29.97pの実撮影電池寿命が約45分、連続撮影電池寿命は約60分です。また、USB Type-Cによる充電・給電やWi-Fi、Bluetoothを備えており、旅行先での充電やスマートフォンへの画像転送にも対応しています。
USB Type-Cで充電・給電に対応
本体にはUSB Type-C端子があり、USB経由でNP-W126Sを充電できます。さらに、USB給電設定をONにしてカメラの電源を入れると、対応するUSB機器から電力を受けながら撮影可能です。
ただし、USB給電中でもバッテリー残量は徐々に減少します。そのため、給電していればバッテリー切れを気にせず使い続けられるわけではありません。
旅行ではスマートフォンとUSB充電環境をまとめやすいものの、接続する機器やケーブルによっては充電・給電できない場合があります。使用予定のUSB電源で動作するか事前に確認し、長時間の動画撮影や撮影枚数が多い日は予備のNP-W126Sも用意しておくと安心です。
シングルスロットなので撮影中の二重記録はできない
X-T30 IIはSD、SDHC、SDXCカードに対応しており、カード規格はUHS-Iまでです。カードスロットは1基のため、旅行や日常撮影では、撮影後にパソコンや外部ストレージへコピーしたり、SDカードを複数枚に分けて保管したりする方法でデータを管理します。撮影時点から2枚のカードへ同時記録したい場合は、デュアルカードスロット搭載機を検討してください。
FUJIFILM XAppでスマートフォンと連携できる
通信機能はWi-FiとBluetoothに対応しており、対応ファームウェアへ更新すれば「FUJIFILM XApp」を利用できます。スマートフォンやタブレットと接続すると、カメラ内の写真・動画の転送やリモート操作などが可能です。
たとえば、旅行先で撮影したJPEGをスマートフォンへ転送し、そのままSNSやメッセージアプリで共有できます。さらに、画像転送だけでなく、カメラ設定の保存・復元にも対応しています。
FUJIFILM X-T30 IIと競合機の比較
FUJIFILM X-T30 IIを2026年に検討するなら、発売当時のライバルだけでなく、現在新品で購入できるAPS-Cミラーレスとの違いも見ておきたいところです。ここでは直接の後継モデルX-T30 IIIに加え、価格帯やサイズ、撮影用途が近いSony α6400、Nikon Z50II、Canon EOS R10を比較します。
機種 | 有効画素数 | 質量 | 手ブレ補正 | 主な特徴 | 公式価格・販売状況 |
|---|---|---|---|---|---|
約2610万画素 | 約378g | ボディ内手ブレ補正なし | 18種類のフィルムシミュレーション、物理ダイヤル、電子シャッター約20コマ/秒 | 販売終了 | |
約2610万画素 | 約378g | ボディ内手ブレ補正なし。動画では電子防振に対応 | 被写体検出AF、6.2K/30p、20種類のフィルムシミュレーション | 152,900円(税込) | |
約2420万画素 | 約403g | ボディ内手ブレ補正なし。OSS対応レンズではレンズ側の光学手ブレ補正を使用 | 425点の位相差AF、リアルタイムトラッキング、約180度反転モニター | 130,900円(税込) | |
2088万画素 | 約550g | ボディ内手ブレ補正なし。VR対応レンズではレンズ側の光学手ブレ補正を使用 | 9種類の被写体検出、3Dトラッキング、4K UHD/60p | 160,600円(税込) | |
約2420万画素 | 約429g | ボディ内手ブレ補正なし | 人物・動物・乗り物の被写体検出、電子シャッター最高約23コマ/秒 | 143,000円(税込) |
※価格は、2026年8月19日時点の各メーカー公式通販サイトでの販売価格です。X-T30 IIは販売終了モデルのため、公式通販での新品販売価格はありません。
X-T30 IIIとの比較
2026年にX-T30 IIを検討するなら、まず後継のX-T30 IIIと比べておきたいところです。両機とも約2610万画素のX-Trans CMOS 4を採用し、ボディサイズとバッテリー・メモリーカード込み約378gの質量も共通しています。
大きく変わったのは画像処理エンジンとAFです。X-T30 IIIではX-Processor 5を搭載し、人物の顔・瞳に加えて動物、鳥、車、バイク、自転車、飛行機、鉄道などを認識する被写体検出AFに対応しました。動く被写体を撮る機会が多い人ほど、X-T30 IIとの違いを確認しておきたい部分です。
さらに、動画は6.2K/30p 4:2:2 10bitのカメラ内記録に対応しています。4Kは最高59.94pまで選択可能です。59.94p/50p時のクロップ倍率は動画電子防振(DIS)の設定で変わり、DIS OFFでは1.18倍、DIS ONでは1.22倍となるため、画角の違いも含めて比較してください。
フィルムシミュレーションは18種類から20種類へ増え、天面には専用のフィルムシミュレーションダイヤルも追加されました。X-T30 IIの中古価格とX-T30 IIIの新品価格が近い場合は、AF・動画・操作系の追加機能まで含めて比較すると判断しやすくなります。
Sony α6400との比較
Sony α6400は2019年発売のモデルですが、2026年8月時点でもソニーストアで新品を購入できます。有効約2420万画素のAPS-Cセンサーを採用し、425点の位相差AFと425点のコントラストAFに加えて、リアルタイムトラッキングを備えるモデルです。
また、背面モニターは約180度反転できるため、カメラの前に立った状態でも画面を確認できます。X-T30 IIのチルトモニターでは難しい自撮りにも対応しやすい構造です。
ただし、α6400もボディ内手ブレ補正は非搭載で、手ブレ補正を使う場合はOSS対応レンズに依存します。この点はX-T30 IIと共通する仕様です。
撮影時の色作りや物理ダイヤルを重視するならX-T30 II、人物や動く被写体を追うAFや自撮り時のモニターを重視するならα6400という違いで比較できます。
Nikon Z50IIとの比較
Nikon Z50IIは有効2088万画素のAPS-Cサイズ/DXフォーマットセンサーを搭載したミラーレスカメラです。人物、犬、猫、鳥、車、バイク、自転車、列車、飛行機の9種類を認識する被写体検出に加え、静止画では3Dトラッキングも利用できます。
動画は4K/60pにも対応していますが、60p/50pではクロップが入ります。また、ボディ内手ブレ補正は搭載せず、VR対応レンズではレンズ側の手ブレ補正を使用する構成です。
質量はバッテリーとメモリーカード込みで約550gなので、約378gのX-T30 IIとは持ち運びやすさに差があります。その代わり、Z50IIは大きめのグリップを備えているため、望遠レンズを使う場合も含めて実際の握り心地を比べてみてください。
小型軽量なボディと物理ダイヤルを優先するならX-T30 II、被写体検出AFや3Dトラッキングを重視するならZ50IIが比較しやすいでしょう。
Canon EOS R10との比較
Canon EOS R10は有効約2420万画素のAPS-C CMOSセンサーを搭載し、人物、動物、乗り物を対象とした被写体検出に対応します。電子シャッターでは最高約23コマ/秒の連写が可能で、人物やペット、乗り物など動きのある被写体も比較対象にしやすいモデルです。ただし、最高連写速度には撮影条件や対応レンズによる制限があります。
質量はバッテリーとカード込みで約429gと、X-T30 IIより約51g重いものの、Z50IIよりは軽量です。また、背面にはバリアングルモニターを備えているため、自撮り動画や縦位置・低位置での撮影ではX-T30 IIと使い勝手が異なります。
なお、EOS R10にもボディ内手ブレ補正はありません。動画では電子IS(電子式手ブレ補正)や対応レンズの光学式手ブレ補正を利用できるため、静止画と動画では補正方法を分けて比較する必要があります。
フィルムシミュレーションや物理ダイヤルを使った静止画撮影を楽しみたいならX-T30 II、被写体検出AFや高速連写、バリアングルモニターを重視するならEOS R10という選び方が分かりやすいでしょう。
FUJIFILM X-T30 IIのレビュー比較まとめ
FUJIFILM X-T30 IIは、約2610万画素のX-Trans CMOS 4とX-Processor 4を搭載し、約378gの小型ボディで持ち歩けるミラーレスカメラです。フィルムシミュレーションや物理ダイヤルを備えているため、旅行や街歩き、家族写真など、静止画を中心に撮影したい人に向いています。ただし、ボディ内手ブレ補正は非搭載で、背面モニターはチルト式、カードスロットもUHS-I対応SDカード1基のみです。そのため、歩き撮り動画やVlog、撮影時のデータ二重化を重視する場合は、ほかの機種も比較しておきたいところでしょう。また、2026年8月時点では販売終了しており、後継のX-T30 IIIが発売されています。X-T30 IIIではX-Processor 5や被写体検出AF、6.2K/30p動画、フィルムシミュレーションダイヤルなどが追加されているので、新品ならX-T30 III、中古なら価格や状態を確認したうえでX-T30 IIを選ぶ、という考え方が分かりやすいです。
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