
【2026年版】OLYMPUS PEN-Fのレビュー比較まとめ。スナップ派の“撮影体験”重視に最適






OLYMPUS PEN-Fは、レンジファインダー風の薄型ボディに約2030万画素センサーと5軸手ブレ補正を詰め込んだ個性派ミラーレスです。強みは、金属外装の質感、JPEGの画作りをダイヤルで楽しめる操作性、静止物に強い手ブレ補正です。一方でコントラストAFのみ、4K非対応、防塵・防滴仕様ではない点などの弱点もあります。この記事では複数メディアの実機レビューなども踏まえ、PEN-Fの得意・不得意を撮影シーン別に紹介します。競合機種との比較も行っています。
この記事のサマリー

PEN-Fは「写り」だけでなく、ダイヤル操作とJPEGの画作りまで含めて楽しめる一台

静止被写体では5軸手ブレ補正とS-AFの快適さが武器になる一方、C-AF追従や4K動画などの弱点もある

20MPセンサー+TruePic VIIは低〜中感度の解像感が良好。カラー/モノクロプロファイルを詰めると「撮って出し」でも作品らしくなる

High Res Shotは風景・建築・商品撮影で強力。一方、被写体ブレや合成のクセもある

競合はOM-D E-M5 Mark II、OM SYSTEM OM-5 Mark II、OLYMPUS PEN E-P7、Panasonic LUMIX GX7 Mark III、OM System OM-3など
OLYMPUS PEN-Fのレビュー要点

OLYMPUS PEN-Fは、画質や性能だけでなく、ダイヤル操作やJPEGの色作りまで含めて「写真を撮る過程そのもの」を楽しむために設計されたプレミアムなマイクロフォーサーズ機です。
特に手に取ったときの金属の感触、ダイヤルで画作りを変えるリズム、静かに撮れる電子シャッターなどは、PEN-Fの強い魅力といえるでしょう。反面、動体AFや動画の拡張性は最新機から見ると不足もあります。まずはおすすめな人、不向きな人から見ていきましょう。
おすすめな人
街歩きのスナップで「カメラを操作している感覚」を楽しみたい人には、PEN-Fがおすすめです。薄型ボディに単焦点を付けて肩から下げ、気になった光や影を見つけた瞬間に、露出補正や画作りをダイヤルで触ってその場で仕上げるといったテンポが強みです。
室内や夕方でも、5軸手ブレ補正により手ブレを抑えながら低速シャッターを使いやすく、静止物ならISOを上げすぎずに撮れる場面があります。さらに、モノクロやカラーのプロファイルを詰めておくと、RAW現像を前提にしない撮り方にも向きます。
不向きな人
スポーツ、鳥、鉄道など被写体が速く不規則に動くものの撮影が主目的な人には、PEN-Fはやや不向きです。AFはコントラストAFのみで、S-AFは気持ちよく合っても、C-AF追従やトラッキングは新世代の位相差AF機ほど安定しません。
さらに動画を本気で作りたい人にも不向きと言えます。4K非対応、外部マイク端子なし、カードスロットは1基でバックアップ運用ができません。また、雨天や砂埃が多い環境での安心感も重視する人であれば、別ボディを検討したほうが納得しやすいでしょう。
要素別レビュー早見表
PEN-Fは評価が極端に分かれるカメラです。最新機と比べるとAFや動画性能に見劣りする部分がある一方で、デザインや操作感、JPEGの画作りには今でも代えがたい魅力があります。まずは各要素を一覧で確認し、自分の撮影スタイルと合うかを見ていきましょう。
要素 | 評価まとめ |
|---|---|
デザイン・質感 | 金属外装とダイヤルの手触りが強い魅力。薄型でバッグに収めやすい一方、グリップは浅め |
操作性・カスタマイズ | ボタン割り当てやプロファイル運用を楽しめる。反面、設定項目が多く慣れるまで迷いやすい |
低〜中感度画質 | 20MPセンサーで解像感は良好。カラー/モノクロプロファイルを活かしたJPEGの仕上がりも魅力 |
高感度画質 | 最新APS-C/フルサイズほど強くないが、静止物では5軸手ブレ補正によりISOを抑えやすい |
手ブレ補正(静止画) | 薄暗い室内や夕景で効果が出やすい。中古購入ではIBIS動作の個体差チェックが重要 |
AF(S-AF/C-AF) | S-AFは快適。C-AFや追従は得意ではなく、動体を主役にする用途は割り切りが必要 |
動画 | フルHDで日常記録はこなせるが、4Kなし・音声拡張なしで制作向きではない |
EVF・モニター | 2.36MドットEVF+バリアングルタッチは扱いやすい。EVF倍率は大きくないので没入感重視は注意 |
バッテリー・運用 | CIPA約330枚で余裕は少なめ。長時間の街歩きや旅行なら予備バッテリー前提になりやすい |
この表からも分かる通り、PEN-Fはスペック重視で選ぶカメラというより、撮影そのものや表現の楽しさを重視する人向きのカメラです。特にスナップや旅行、静物撮影との相性は良好で、小型単焦点レンズと組み合わせると本機の魅力を引き出しやすくなります。反対に、動体撮影や動画制作を重視する場合は、後述する競合機種も比較しておくとよいでしょう。
OLYMPUS PEN-Fの基本情報
OLYMPUS PEN-Fは2016年に登場したマイクロフォーサーズ機で、約20.3MPのLive MOSセンサーとTruePic VII、5軸ボディ内手ブレ補正を組み合わせたプレミアム路線のPENです。2026年6月24日現在は生産終了となっていますが、デザイン性と独特の作りから、中古でも話題になりやすい存在になっています。なお、中古で購入する場合は、付属フラッシュFL-LM3、充電器BCN-1、バッテリーBLN-1の有無も確認しましょう。PEN-FはUHS-II対応のSDカードを使用できます。
主なスペック要点
ここでは、PEN-Fの導入を検討するときに押さえておきたい主要スペックを紹介します。画素数やAF方式、動画性能、手ブレ補正などを確認しておくと、最新カメラと比べたときの特徴が見えやすくなります。
項目 | 値 |
|---|---|
センサー | 4/3型 Live MOS、有効約20.3MP |
ISO感度 | ISO 200–25600(LOW拡張あり) |
AF | コントラストAF、81点 |
連写(メカ) | 最大約10コマ/秒(S-AF時)、C-AF時は約5コマ/秒 |
連写(電子) | 最大約20コマ/秒(SilentのH+。用途によって制約あり) |
動画 | フルHD 1080/60pまで(4K通常動画なし) |
手ブレ補正 | 5軸ボディ内手ブレ補正(効果は条件で変動) |
EVF | 内蔵OLED、約236万ドット、視野率100% |
モニター | 3.0型 約104万ドット、バリアングル式タッチ |
メディア | SD(UHS‑II対応)×1 |
無線 | Wi‑Fi内蔵 |
スペックを見ると、PEN-Fは静止画向けの基本性能と撮影時の心地よさに重きを置いたカメラだと分かります。20MPセンサーや5軸手ブレ補正、内蔵EVFは今でも実用的ですが、4K動画非対応やコントラストAFのみという点は、用途によって注意が必要です。
PEN-Fの代わりになる現行機はある?
PEN-Fには、同じ名前を受け継ぐ直接後継機はありません。そのため、PEN-Fを検討する際の比較候補は、何を求めるかによって変わります。PENらしい小型軽量ボディを重視するならOLYMPUS PEN E-P7、防塵防滴やAF、4K動画など実用性を優先するならOM SYSTEM OM-5 Mark II、クリエイティブ機能と現代的な性能をまとめて求めるならOM System OM-3が比較候補になります。
ただし、PEN-Fの価値はスペックだけではありません。レンジファインダー風の薄型ボディ、前面クリエイティブダイヤル、ファインダーを覗いて撮る感覚まで含めて魅力になっています。現行機は完全な置き換えというより、PEN-Fとは別方向の選択肢として考えるほうが自然です。
OLYMPUS PEN-Fのデザインと操作性のレビュー

PEN-Fの魅力は、シャッターを切る前の操作感にもあります。具体的には、金属外装の質感、フラットなトッププレート、ダイヤルの確かな操作感が、カメラを扱う楽しさにつながっているといえるでしょう。単なるレトロ調のデザインではなく、露出や画作りを手元で調整しながら撮れる点が特徴です。
金属ボディとレンジファインダー風レイアウトの“ちょうど良さ”
Imaging ResourceはPEN-Fについて、クラシックな外観と上質な作り込みを重視しながら、20MPセンサーや5軸手ブレ補正、High Res Shotなどの機能も備えたカメラとして評価しています。実際、フラットなトッププレートにダイヤル類が整然と配置されており、撮影中に指が迷いにくいのは魅力です。
ただしグリップは深くありません。重めのレンズを付けると前玉側に引っ張られるので、小型単焦点(17mmや25mmなど)中心のほうが使いやすいでしょう。
クリエイティブダイヤルがPEN-Fらしい操作性を生む

PEN-Fの特徴的な機能が、前面に配置されたクリエイティブダイヤルです。モノクロプロファイル、カラープロファイル、アートフィルター、カラークリエーターを素早く呼び出せるため、撮影中でも仕上がりの方向性を直感的に切り替えられます。
たとえば、街歩きでは彩度を抑えた色調にしたり、光と影を強調したい場面ではモノクロのコントラストを高めたりと言ったことも可能です。メニューを深く開かずに仕上がりを調整できるため、JPEG撮って出しを重視する人には使いやすい操作系といえるでしょう。
一方で、プロファイル設定は項目が多く、最初から細かく作り込もうとすると迷いやすい部分もあります。まずは標準設定や既存プリセットを使いながら、好みに合わせて少しずつ調整していくと扱いやすいでしょう。
OLYMPUS PEN-Fの画質レビュー
PEN-Fは、マイクロフォーサーズとしては高画素寄りの約2030万画素センサーを搭載し、低〜中感度では十分な解像感を確保しています。また、カラー/モノクロプロファイルを活用したJPEGの表現力も特徴で、撮って出しを重視する撮影スタイルとも相性が良好です。ここでは等倍での画質評価だけでなく、実際の撮影で感じやすい画質傾向や仕上がりの特徴を中心に見ていきます。
低ISOでの解像感と、階調の素直さ
Photography Blogは、PEN-Fの画質を高く評価しており、ISO100〜1600ではノイズが目立ちにくく、低〜中感度で安定した画質が得られるとしています。一方、ISO3200以降はノイズが増え始めるため、高感度は用途に応じた使い分けが必要です。
また、約2030万画素の解像度は、A3程度のプリントや軽いトリミングにも対応しやすい水準です。35mm相当で撮った写真を少し切り出したり、街中の看板や壁面の質感を残したりする場面では、16MP世代のマイクロフォーサーズ機より余裕を感じやすくなります。
高感度は手ブレ補正と合わせて考えたい
PEN-Fはマイクロフォーサーズ機のため、暗所で動く被写体を高感度で止める撮影は最新APS-C機やフルサイズ機ほど得意ではありません。一方で、5軸ボディ内手ブレ補正により、静止物や動きの少ない被写体ではシャッタースピードを落として撮れる場面があります。
そのため、夜景、室内の小物、夕方の街並みなどでは、ISO感度を必要以上に上げずに撮影しやすいといえるでしょう。ただし人物や乗り物など被写体自体が動く場面では、手ブレ補正だけでは被写体ブレを防げません。高感度画質は、被写体の動きと必要なシャッタースピードを考えて使い分けるのがおすすめです。
Robin Wong Blogは、PEN-Fの高感度について、ISO6400あたりまで実用範囲に入ると評価しています。ISO6400では輝度ノイズは見えるものの、ディテールは残り、色ノイズもJPEG処理で抑えられているという見方です。ただし、高感度画質は露出や手ブレ、被写体の動きにも左右されるため、暗所では明るい単焦点レンズや5軸手ブレ補正を活かすことが重要になります。
OLYMPUS PEN-Fの手ブレ補正とHigh Res Shotのレビュー
PEN-Fは、5軸ボディ内手ブレ補正とHigh Res Shotを搭載している点も特徴です。手ブレ補正は、夕景や室内など光量が少ない場面でシャッタースピードを落としやすく、静止物の撮影でISO感度を抑えたいときに役立ちます。
また、High Res Shotは複数枚を合成して高解像の画像を生成する機能で、風景や建築、商品撮影など、被写体が動きにくい場面で効果を発揮します。一方で、動く被写体や手持ち撮影には向かないため、使いどころを選ぶ機能として考えるとよいでしょう。
5軸IBISは、夕景・室内スナップで効きやすい
PEN-Fは、5軸VCM手ブレ補正を内蔵しており、Photo Reviewも最大5段分の補正効果を備える点を特徴として紹介しています。また、同記事ではPEN-Fが20.3MPセンサーと内蔵EVFを備えたPENシリーズの上位機として、旅行やドキュメンタリー撮影にも向くカメラだと位置づけています。
実写では、夕景や室内など光量が少ない場面で、シャッタースピードを落として撮りやすいのが利点です。たとえばカフェの料理やテーブルフォト、街灯のある夜のスナップなど、被写体の動きが少ない場面ではISO感度を抑えやすくなります。ただし、手ブレ補正は被写体ブレを防ぐ機能ではないため、人物や乗り物など動く被写体ではシャッタースピードの確保が必要です。
High Res Shotは静物・風景向きの高解像機能
PEN-FのHigh Res Shotは、センサーをわずかに動かしながら複数枚を撮影し、合成によって高解像の画像を生成する機能です。Imaging Resourceも、PEN-FがHigh Res ShotでJPEGは50MP相当、RAWでは80MP相当の出力に対応する点に触れています。
風景、建築、商品撮影のように被写体が動きにくく、細部の描写を重視したい場面では有効です。一方で、複数枚合成という仕組み上、葉の揺れや人の動きがある場面では合成ズレが出ることがあります。三脚を使える場面や、風の少ない条件で活かす機能として考えるとよいでしょう。
OLYMPUS PEN-FのAF性能と連写のレビュー

PEN-FのAFはコントラストAFのみで、最新の位相差AF搭載機と比べると動体追従は得意ではありません。一方で、静止物やスナップ撮影ではS-AFのレスポンスは良好で、日常的な撮影では大きな不満を感じにくい場面もあります。
そのため、PEN-FのAFは「遅い」と一括りにするより、静止被写体向きのAFと考えると良いでしょう。つまり街歩き、テーブルフォト、風景などでは扱いやすい一方、スポーツや鳥、走り回る子どもなどを追い続ける用途では注意が必要です。
S-AFは速くて正確。スナップの成功率を底上げする
DPReviewは、PEN-FのS-AF(シングルAF)での合焦について「速く正確」と評価しています。実際に街角の看板、止まっている人物、テーブル上の小物など、ピント位置が明確な被写体では迷いが少ない傾向にあり、タッチAFも相まってテンポが出ます。また、電子シャッターを使えばシャッター音を抑えられるため、静かな場所で撮影のリズムを崩しにくいのもメリットです。
C-AF/追従は得意ではない。連写スペックの見方も注意
メカで10コマ/秒、電子で20コマ/秒というスペックは魅力的ですが、動体を追い続ける“連写力”とは別物です。C-AF時は約5コマ/秒で、さらにコントラストAF特有の迷いが出ると歩留まりが落ちます。子どもの運動会や屋外スポーツなどを撮影したい場合は、別機種を検討するのがおすすめです。
ただし、すべての動きものが撮れないわけではありません。たとえば歩く人やゆっくり動く被写体などのあらかじめ動きが読める場面であれば、短い連写を使って狙うことはできます。一方で、連写速度だけで動体撮影の成功率が決まるわけではありません。被写体の動く速さ、撮影距離、使用するレンズのAF駆動速度によって結果が変わるため、PEN-Fでは動きの少ない被写体を中心に考えると扱いやすいでしょう。
OLYMPUS PEN-Fの動画性能のレビュー
PEN-Fの動画機能は、静止画メインのカメラとしては必要最低限を押さえた内容です。フルHD撮影に対応し、5軸手ブレ補正やタッチ操作も使えるため、日常の記録動画であれば活用できます。一方で、4K動画には非対応で、外部マイク端子も備えていません。そのため、動画制作を主目的に選ぶカメラというより、写真を中心に使いながら必要に応じて短い動画も撮れるモデルとして考えるのが自然です。
日常記録ならフルHD 60pと手ブレ補正を活かせる
DPReviewはPEN-Fの動画性能について、カジュアルな動画撮影には使いやすい選択肢だと評価しています。動画画質は十分で、5軸手ブレ補正やタッチ操作によるピント合わせが、手持ち撮影を助ける点にも触れています。
フルHD 1080/60pまでの動画撮影に対応しているため、日常の記録や旅行先での短いクリップであれば活用できるでしょう。フルバリアングルモニターにより、自撮りやローアングルにも対応しやすいのも利点です。一方で、4K動画や外部マイク端子はありません。動画制作を本格的に行うカメラというより、静止画を中心に使いながら、必要な場面で短い動画も撮れるモデルとして考えるとよいでしょう。
4K非対応・外部マイクなしで動画制作には向きにくい
PEN-Fの動画はフルHD 1080/60pまでで、通常の4K動画撮影には対応していません。4Kタイムラプスムービーは搭載していますが、一般的な4K動画機能とは別物として考えたほうがよいでしょう。
Digital Camera Worldも、PEN-Fは4K動画がない点で古く見える一方、20MPの解像度やバリアングルモニター、EVF、手ブレ補正など静止画向けの魅力は今でも評価できると述べています。ただし、外部マイク端子がないため、音声収録にこだわる撮影には不向きです。動画を主目的にするなら、4K動画や音声入力を備えた別機種を選ぶほうが無難でしょう。
OLYMPUS PEN-FのEVF・モニター・運用面のレビュー

PEN-Fは操作性やデザインに魅力がある一方で、運用面では注意したい点もあります。たとえばEVFは内蔵されていますが倍率は大きくなく、バッテリー持ちや防塵防滴非対応も、使い方によっては気になるポイントです。
ただし、バリアングル式のタッチモニターや豊富な情報表示は現在でも扱いやすく、街歩きや旅行のスナップでは十分実用的です。購入前には、電池の持ち、予備バッテリーの用意、雨天時の使い方まで含めて確認しておくと安心です。
EVFとバリアングルモニターは実用十分
PEN-FのEVFは約236万ドット・視野率100%で、構図確認や露出確認には十分使えます。ただし、ファインダー倍率は大きい部類ではないため、大きなEVFに慣れている人やメガネ使用者は、覗き心地を確認しておくと安心です。
モニターは横開きのバリアングル式タッチパネルで、ローアングルや縦位置撮影、自撮りにも対応しやすい構造です。街歩きや旅行では、ファインダーとモニターを使い分けられる点が扱いやすさにつながります。
バッテリーと天候耐性は事前に確認したい
PEN-Fの撮影可能枚数はCIPA基準で約330枚です。日帰りのスナップなら対応できますが、旅行や長時間撮影では予備バッテリーを用意しておくと安心です。USB給電に頼りにくい点も、現行機との違いとして押さえておきたいところです。
また、PEN-Fは防塵・防滴仕様ではないため、雨天や砂ぼこりの多い環境での常用には向きません。中古で選ぶ場合は、IBISの挙動、ダイヤルやボタンの反応、端子カバー、バッテリー室の状態を確認しておくとよいでしょう。
OLYMPUS PEN-Fと競合機の比較
PEN-Fを検討する場合は、同じマイクロフォーサーズ機の中で、デザイン性・実用性・動画性能のどれを重視するかが比較の軸になります。ここでは、PEN-Fと購入時に比較されやすい機種を紹介します。
機種 | 特徴 |
|---|---|
OLYMPUS PEN-F | 薄型レンジファインダー風デザインと前面クリエイティブダイヤルが魅力。スナップやJPEG表現を楽しみたい人向け。 |
OLYMPUS PEN E-P7 | EVFは非搭載だが、小型軽量ボディとプロファイルコントロールを備えるPEN系の軽快なスナップ機。 |
Olympus OM-D E-M5 Mark II | PEN-Fと同世代の実用寄りモデル。防塵防滴やEVFの見やすさを重視する人に向く。 |
OM SYSTEM OM-5 Mark II | 防塵防滴、位相差AF、4K動画を備えた現行の実用機。旅行や登山まで安心して使いたい人向け。 |
Panasonic LUMIX GX7 Mark III | レンジファインダー型で4K動画にも対応。写真だけでなく動画や機能性も重視したい人向け。 |
OM System OM-3 | 現行世代のAF・防塵防滴・動画性能を備えつつ、クリエイティブ機能も楽しみたい人向け。 |
OLYMPUS PEN E-P7:PENらしさを軽く楽しむなら候補
PEN-Fの雰囲気が好みで、より軽く気軽に持ち出せるカメラを探しているなら、OLYMPUS PEN E-P7が候補になります。EVFは非搭載ですが、約2030万画素センサー、ボディー内5軸手ブレ補正、カラー/モノクロのプロファイルコントロール、4K 30p動画に対応し、スナップや旅行で扱いやすい構成です。
PEN-Fと比べると、金属外装の重厚感やファインダーを覗いて撮る楽しさは薄れますが、337gの軽さとチルト式モニターの使いやすさは大きな魅力です。ファインダーや所有感を重視するならPEN-F、軽快さと日常使いを重視するならE-P7が向いています。
より詳しいPEN E-P7の情報を知りたい人には、以下の記事がおすすめです。
OM-D E-M5 Mark II:防塵防滴と実用性を重視するなら候補
E-M5 Mark IIは、PEN-Fと同じマイクロフォーサーズ機で、5軸手ブレ補正やバリアングルモニターを備えた同世代の実用寄りモデルです。atmtxphotoでは、全体的にはE-M5 Mark IIのほうが多くの人に勧めやすいとしつつ、PEN-Fにはカメラとしての魅力や所有感があると比較しています。
選び分けとしては、防塵防滴や一眼風のホールド感を重視するならE-M5 Mark IIが向いています。一方で、薄型ボディやレンジファインダー風のデザイン、前面クリエイティブダイヤルに魅力を感じるならPEN-Fを選ぶ理由があります。
OM SYSTEM OM-5 Mark II:現代の安心感を重視するなら有力
PEN-Fのデザインや操作感よりも、失敗しにくさや撮影範囲の広さを優先するなら、OM SYSTEMのOM-5 Mark IIが比較候補になります。約418gの軽量ボディに、5軸手ブレ補正、位相差AFとコントラストAFの併用、防塵防滴・耐低温性能、4K動画、手持ちハイレゾショットなどを備えており、旅行や登山、雨が心配な日の撮影まで任せやすいのが強みです。
ただし、PEN-Fのような薄型レンジファインダー風の造形や、前面クリエイティブダイヤルを触って撮る感覚とは方向性が違います。趣味性よりも実用性を取りに行くアップグレード先、と捉えると選びやすいでしょう。
なお、OM-5 Mark IIのより詳しい特徴は以下の記事で紹介しています。
Panasonic LUMIX GX7 Mark III:4K動画も重視するなら候補
PanasonicのLUMIX GX7 Mark IIIは、PEN-Fと同じくレンジファインダー型に近いスタイルのマイクロフォーサーズ機です。約20MPセンサーを搭載しつつ、4K動画や4KフォトなどPanasonicらしい機能を備えているため、写真だけでなく動画も少し撮りたい人には比較候補になります。
一方で、PEN-Fのような前面クリエイティブダイヤルや金属外装の質感、ファインダーを覗いて撮る楽しさとは方向性が異なります。4K動画や機能性を重視するならGX7 Mark III、デザインやJPEGの表現、操作する楽しさを重視するならPEN-Fが向いています。
OM System OM-3:性能面を重視するなら現行候補
OM-3は薄型レンジファインダー風ではありませんが、クリエイティブ機能と現代的な性能を両立した現行モデルです。AF性能、防塵防滴、動画機能など、PEN-Fで弱点になりやすい部分を重視するなら比較候補になります。
一方で、PEN-Fの薄型ボディや、ボディ左上に配置されたファインダーの見た目とは方向性が異なります。PEN-Fらしい操作感や所有感を重視するならPEN-F、撮影ジャンルを広げやすい安心感を求めるならOM-3が向いています。
OM-3の特徴は、以下の記事でも紹介しています。
OLYMPUS PEN-Fのレビュー比較まとめ
OLYMPUS PEN-Fは、最新機のようなAF性能や動画機能を備えた万能機ではありません。それでも、レンジファインダー風のデザイン、前面クリエイティブダイヤル、JPEGの画作りを含めた操作性には、今でも選ぶ理由があります。街歩きスナップや静物撮影では、S-AFと5軸手ブレ補正を活かしやすく、小型単焦点レンズとの相性も良好です。
一方で、動体撮影、4K動画、雨天での使用を重視する場合は、OM SYSTEM OM-5 Mark IIやOM System OM-3、GX7 Mark III、PEN E-P7なども比較しておくと選びやすくなります。つまりPEN-Fは、スペックだけで判断するよりも、デザインや操作感、撮って出しの仕上がりに魅力を感じるかどうかで評価が変わるカメラといえます。PEN-Fらしい撮り方に惹かれるなら、ぜひ検討してみてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
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