ライカ(Leica) SL3 / SL3‑Sが仕事機に寄る大型更新【ファームウェア4.0.0公開】

ライカ(Leica) SL3 / SL3‑Sが仕事機に寄る大型更新【ファームウェア4.0.0公開】

ライカSL3 ボディ
ライカSL3 ボディ
出品待ち
洗練された操作感と見やすいファインダーを備え、色は自然で階調は豊か。ピント面の緻密さと背景のまとまりが心地よく、風景、ポートレート、スナップまで幅広く対応します。AFは安定しており、メニューやダイヤルの挙動も素直。カスタマイズ性が高く、手に馴染む設定を作り込みやすいのも魅力。表現の意図を迷いなく実現できる一台です。ホワイトバランスは落ち着きがあり、空や緑、肌の色を自然に再現。ファインダー像は立体感があり、微妙なピント位置も見極めやすい印象です。記録から作品づくりまで領域をまたいで使いやすく、現場での判断と編集の両方をスムーズにつなぎます。
ライカSL3-S ボディ
ライカSL3-S ボディ
出品待ち
静かに濃淡を積み上げる階調と、深みのある色乗りが魅力。ポートレートでは肌の質感を丁寧に描き、風景では微妙な光の移ろいをすっと受け止めます。堅実なAFと直感的な操作系で、狙いどおりの瞬間を逃しません。しっかりしたボディは構えやすく、意図したボケ表現も思いのまま。作品づくりに腰を据えて取り組みたい方に。光のヌケがよく、黒の締まりも豊か。スタジオでもロケでも扱いやすく、レンズの描写を素直に引き出します。手持ちでもリズムよく撮れて、仕上がりの一貫性も高められます。質感を大切にする商品撮影や、沈んだ色合いでまとめたい都市スナップにも好相性です。

ライカが公開したファームウェア4.0.0は、SL3 / SL3‑Sの体験を大きく変えるアップデートです。Frame.ioへのCamera‑to‑Cloud対応でワークフローが短くなり、追従AFや人物/動物認識も底上げ。さらにSL3には最大241MPのマルチショットまで追加されました。

Author
筆者
みんカメ編集部
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この記事のサマリー

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ファームウェア4.0.0でSL3/SL3‑SがFrame.ioのCamera‑to‑Cloudに対応し、撮ってすぐ共有できるワークフローへ。

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人物/動物AFと追従アルゴリズムが大幅強化され、被写体を外しにくく実戦力が上がる。

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さらにSL3は最大241MPマルチショット追加、動画もアナモ比率やデスクイーズなど実用機能が拡張。

今回の4.0.0は何が嬉しいアップデートなのか

結論から言うと、今回の4.0.0は①現場の納品スピード、②撮影の成功率、③日々の小さなストレス をまとめて改善します。大規模アップデートにありがちな「結局よく分からない」ではなく、撮影・動画・転送の“動線”がはっきり良くなるのがポイント。特に、チーム制作や遠隔編集を前提にSL3を使っている人には、刺さり方が大きいはずです。

目玉はFrame.ioのCamera‑to‑Cloud対応。撮ってすぐ共有が現実に

SL3 / SL3‑Sは、Wi‑Fi経由でAdobe Frame.ioに写真と“プロキシ動画”を直接アップロードできるようになりました。PCやカードリーダーを挟まずに素材が流れるので、編集担当が別拠点でも「先に仮編集」「先にチェック」が回しやすくなります。

ただし注意点も明確です。Leica FOTOSとFrame.ioは同時接続できないため、スマホ連携とクラウド転送を同時に走らせる運用は不可。また、プロキシ動画のアップロードにはCFexpress+SDの同時挿しと、動画プロファイル側でProxyを有効化する条件があるため、現場投入前に一度テストしておくのが安全です。

AFが大幅強化。追従中に測距枠が“勝手に最適化”される

AF面の大きな進化は2つ。

  • 1つ目は、追従中に測距枠のサイズや形状を自動調整する新アルゴリズム。これにより、長時間追いかけても外しにくい方向に寄っています。
  • 2つ目は、AI支援モデルによる顔・瞳など人物特徴への合焦精度改善。撮影者が「迷って触る」回数が減る=テンポが上がります。

操作面も整理され、Multi‑FieldとSpotが統合(Zone/Multi‑Field、Field/Spot)されるなどメニュー構造が簡素化。さらに「AF Acquisition」がFNリストとコントロールセンターに追加され、AFまわりの設定に辿り着くまでが短くなりました。被写体認識は人(瞳/顔/体)に加え、鳥・犬・狼・猫・大型ネコ科まで拡張。ポートレートだけでなく、ペット・動物撮影でも恩恵が出ます。

SL3限定で241MPマルチショット追加。風景・商品撮影の武器に

SL3にはマルチショット(最大241MP)が追加されました。細部の情報量が価値になる風景、建築、商品撮影などでは強力です。逆に動体や手持ち中心の人は、まずAF強化の体感差が大きいので、ここは用途で評価が分かれるポイント。

動画と“地味に効く改善”も多い。アナモ運用が一段ラクに

動画機能も拡張されています。低ビットレートの新フォーマット追加に加え、4:3(アナモ)/ 3:2のアスペクト比に対応。さらにアナモレンズ使用時は、再生でデスクイーズが可能になり、1.25〜2.0まで複数倍率に対応します。

加えて、Leica Looksに強度(Intensity)設定が追加、モニターリフレッシュレートを30/60fpsで選択可能(30fpsは省電力)など、日常運用の質も上がっています。BP‑SCL6の状態を表示するBattery Conditionも追加。起動時間の短縮や、メモリーカード未挿入の誤表示修正、テザー時のメタデータ改善なども含まれ、全体として“詰まりにくいカメラ”へ寄っています。

アップデート前の注意点

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Leica SL3(Firmware 4.0.0)

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Leica SL3‑S(Firmware 4.0.0)

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公式でも案内されている次の留意点に注意してダウンロードを行なってください

  • 3.1.1以前→4.0.0に上げる場合、セキュリティ要件によりアプリ再ペアリングが必要です。
  • Leica FOTOS経由で更新する場合、所定バージョン以上が必要(SLファミリーのリリースノートに記載)。
  • 更新中の中断(電源OFF、カード抜き、バッテリー抜き等)は厳禁。時間と電池残量に余裕があるタイミングで。

ライカSLシリーズの最新情報をチェック

ライカSLシリーズで噂されているリーク情報については、こちらの記事で詳しくまとめています。

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洗練された操作感と見やすいファインダーを備え、色は自然で階調は豊か。ピント面の緻密さと背景のまとまりが心地よく、風景、ポートレート、スナップまで幅広く対応します。AFは安定しており、メニューやダイヤルの挙動も素直。カスタマイズ性が高く、手に馴染む設定を作り込みやすいのも魅力。表現の意図を迷いなく実現できる一台です。ホワイトバランスは落ち着きがあり、空や緑、肌の色を自然に再現。ファインダー像は立体感があり、微妙なピント位置も見極めやすい印象です。記録から作品づくりまで領域をまたいで使いやすく、現場での判断と編集の両方をスムーズにつなぎます。
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静かに濃淡を積み上げる階調と、深みのある色乗りが魅力。ポートレートでは肌の質感を丁寧に描き、風景では微妙な光の移ろいをすっと受け止めます。堅実なAFと直感的な操作系で、狙いどおりの瞬間を逃しません。しっかりしたボディは構えやすく、意図したボケ表現も思いのまま。作品づくりに腰を据えて取り組みたい方に。光のヌケがよく、黒の締まりも豊か。スタジオでもロケでも扱いやすく、レンズの描写を素直に引き出します。手持ちでもリズムよく撮れて、仕上がりの一貫性も高められます。質感を大切にする商品撮影や、沈んだ色合いでまとめたい都市スナップにも好相性です。

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