
【リーク】ライカ SL 28-105mm / 24-105mm F4の発売日はいつ?価格予想・比較・予約まとめ
Leica SLシステムに「28-105mm F4」または「24-105mm F4」の標準ズームが来る─そんなリークが海外メディアでささやかれています。複数の海外サイトの内容を突き合わせると、“焦点域は未確定ながらF4通しの汎用ズーム”という像が見えてきました。本記事では確定情報と予想を明確に分けつつ、発売時期の目安、予想価格、予約の動き、そして既存レンズや他社定番F4ズームとの比較までをまとめました。

この記事のサマリー

ソース確認:Leica Rumorsに「SL 28-105mm or 24-105mm f/4」を確認。

時期の目安:10月にLeica発表が集中する見込み。ただしレンズ単体の公式な発売時期は未発表。

設計の出どころ:Panasonic 24-105mm F4 Macro O.I.S.に近い仕様になる可能性、またはSigma 28-105mm F2.8 DG DN Artとの関係の予想はあるが、いずれも公式な根拠は未提示。

価格予想:SL 24-70/2.8と24-90/2.8-4の価格帯から逆算し、中位〜上位レンジ見込。
リークの要点:28-105mmか24-105mmか、F4通しで埋まる“万能枠”

最初に押さえたいのは、海外のリーク情報に「Leica SL向けに28-105mm F4または24-105mm F4が来る」という言及がある点です。いずれもF4通しで、カバー域は24mm始まりか28mm始まりかで揺れている段階。目的は「一本で日常から旅、イベントまで」を狙う万能枠の補完と見られます。
情報源の一致度をチェック
Leica Rumorsの記事に「SL 28-105mm or 24-105mm f/4」の表記があり、このレンズ名称はLeica Rumors記事が主要ソースです。公式仕様や発売日の確定情報ではありません。
10月の発表渋滞とタイムライン
10月はQ3 MonochromやM EV1の発表が取り沙汰される時期で、Leica全体の話題が集まりやすい月です。レンズは同時発表または時期をずらして投入される可能性があり、年末までのどこかで動きがある、という程度が現実的な見立てです。
こちらの記事もおすすめ
スペックの軸:パナ24-105 F4ベースか、シグマ28-105/2.8起点か
二つの見方が挙がっています。ひとつはPanasonic LUMIX S 24-105mm F4 Macro O.I.S.に近い“寄れる万能型”。もうひとつはSigma 28-105mm F2.8 DG DN Artの存在を踏まえた“Leica版はF4通しでサイズ・価格最適化”という予想です。ただしどちらもレンズ設計上の関連が公表されたわけではないので、現時点では仮説にとどまります。
Panasonic 24-105mm F4 Macro O.I.S.起点の見立て
パナ24-105は0.5倍マクロとO.I.S.、最短0.3mという近接性能を備えます。ボディのIBISと組み合わせた手ブレ補正の利点は動画でも有効で、「旅・イベントの一本化」で強みが出ます。Leicaが近い方向性を採れば、手持ちでの歩留まりと多用途性を武器にできる可能性があります。
一方、マクロ寄り設計は構成が複雑になりやすく、重量・価格は伸びがちです。パナ純正(約680g・φ77mm)を踏まえると、Leica仕様で外装強化が入る場合は携行性とのトレードオフがあり得ます。
Sigma 28-105mm f/2.8 Art起点の見立て(Leica版はF4化の可能性)
Sigma 28-105mm F2.8 DG DN Artは、F2.8通しで28-105mmをカバーする実際の製品で、HLA駆動と12枚羽根を採用します(L/Eマウント)。ただし光学式手ブレ補正は非搭載です。LeicaのF4ズームがこれを起点にする確証は出ていないため、関連づけは予想の域にとどまります。
28mm始まりは室内や建築での自由度が24mmよりやや下がる一方、歪曲や周辺画質の追い込みには有利になり得ます。設計の狙いに応じ、広角端の選択は分かれます。
価格予想:SLズームの相場から逆算する
価格感は現行SLズームから当たりを付けるのが堅実です。24-70mm F2.8は462,000円(税込)、24-90mm F2.8-4は902,000円(税込)の範囲。F4通し×105mmが入る余地は中位〜上位帯と見るのが自然でしょう。
相場感:24-70/2.8・24-90/2.8-4との位置づけ
Leica SL 24-70/2.8は462,000円(税込)で、外装・耐候性を訴求。24-90/2.8-4は902,000円(税込)で、O.I.S.や近接性能を含めた総合力が持ち味。F4×105mmは“利便性の最大化”という席を狙えるため、価格も中上位設定が妥当と見られます。
なお、Panasonic 24-105 F4は176,000円(税込)、NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sは154,000円(税込)、Canon RF 24-105 F4 L IS USMは184,800円(税込)、Sony FE 24–105 F4 G OSSは188,100円(税込)が目安です。Leica版がこれらと同価格になる可能性は低く、仕上げやブランドの差別化に由来する価格差は残るでしょう。
28-105mmと24-105mm、差はどこに出る?
24mmの広角は室内・建築・風景で“あと一歩”の余裕を生み、28mm始まりは周辺画質のまとめやすさや望遠端の確保で利点が出ます。最短撮影距離、補正の方針、AF挙動などは設計思想に大きく依存します。
広角24mmのアドバンテージ
室内の集合、狭い路地、建築のパースを活かすカットでは24mmの自由度が効きます。既存の24-90/2.8-4や24-70/2.8を併用する場合も、広角端の共通性は運用上のストレスを減らします。
一方、28mm始まりは画面端の素直さが出しやすく、イベントやドキュメンタリーで“周辺も主役にする”構図を量産しやすい面があります。
ズーム設計と重量・径の見通し
マクロ寄りなら前玉径・重量は増えがちで、77〜82mm級のフィルター径も視野に入ります。シグマ起点のF4化は重量・コストの整合は取りやすい反面、O.I.S.省略の可能性に留意が必要です。運用スタイルに応じて、“寄れるF4”と“軽快F4”のどちらが自分に合うかを見極めたいところです。
既存SLズームとの住み分け:24-70/2.8・24-90/2.8-4・90-280/2.8-4
SL純正の並びは、24-70/2.8が光量とAF応答、24-90/2.8-4がO.I.S.と近接、90-280/2.8-4が望遠域を担う構造です。この真ん中に“F4×105mm”を置くと、軽さ寄りか近接寄りかでキャラクターが分かれます。導入の狙いを明確にして選ぶと失敗が少なくなります。
24-70/2.8との比較:明るさvs.レンジ
24-70/2.8は舞台・ポートレートでシャッター速度が活きるのが強み。F4×105mmはレンジの広さと露出一定による運用のしやすさが武器です。明るさは単焦点で補完し、ズームは現場対応力で選ぶのが合理的です。価格帯は24-70/2.8が462,000円(税込)で、F4×105mmは中位〜上位の予想です。
機材一式の総重量を考えると、広角〜中望遠を一本化するメリットは大きく、交換頻度の低下は失敗の減少にも直結します。
24-90/2.8-4との比較:O.I.S.と近接性能
24-90/2.8-4はO.I.S.(最大約3.5段)と最短0.3m級の近接が魅力。F4×105mmがパナ寄りの思想なら近接・安定性で重なり、シグマ起点なら“軽さ・AF応答”の方向で差別化される余地があります。価格差を考慮すると、24-90を避けてF4×105mmに着地する選択も現実的です。
一方で24-90は重厚な造りと防塵防滴で、荒天や長時間の使用でも安心感があります。ハードユースでは依然として強力な選択肢です。
他社の定番F4ズームと比較:RF/FE/Z/パナとの違い
他社のF4通しズームは成熟しており、RF 24-105 F4 L、FE 24-105 F4 G、Z 24-120 F4 S、LUMIX S 24-105 F4はいずれも“これ一本で大半カバー”の完成度です。LeicaがF4×105mmで勝つなら、描写の質感、AF追従の気持ちよさ、筐体の触感といった“体験価値”の総合力で差を付けることになるでしょう。
RF 24-105 F4 L/FE 24-105 F4 Gの基準値
RF 24-105 F4 Lは手ブレ補正内蔵で汎用性が高く、FE 24-105 F4 G OSSも軽量かつ端部までの解像で定評があります。いずれも“プロもサブで持つ一本”として支持が厚いタイプです。Leica版は価格で真っ向勝負ではなく、描写と仕立てで上位の体験を示すのが王道といえます。
価格だけに軸足を置くと分かりやすい一方、長く使う道具の満足度は“操作と描写の心地よさ”が握ります。Leicaの価値はまさにそこにあります。
Z 24-120 F4 S/LUMIX S 24-105 F4の示唆
NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sは焦点域の余裕が効き、LUMIX S 24-105 F4は0.5倍マクロ×O.I.S.で動画にも強い構成です。Leica版が近接重視ならパナ路線、AF応答や描写の“締まり”を優先するならシグマ路線。そうやって棲み分ければ、SLのレンズ選択は合理的になります。
“万能ズーム+小型明るい単焦点”の二段構えは、どのマウントでも満足度の高い組み合わせ。Leicaでも同様です。
まとめ
SL向け「28-105mm or 24-105mm F4」は、主要リークソースで言及された“万能ズーム”の有力候補です。Panasonic 24-105 F4系の近接×O.I.S.方向か、Sigma 28-105/2.8起点を踏まえたF4方向かで性格は異なりそうですが、いずれも現時点では予想段階。価格は24-70/2.8(税込462,000円)と24-90/2.8-4(税込902,000円)の中間〜やや上の見込。広角の一歩を取るか、望遠端とAFの粘りを取るか─自身のニーズに合わせて判断しましょう。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
撮影テクから最新ギア情報まで、“次のステップ”を後押しするネタをみんなのカメラSNS公式アカウント( X / Threads / Instagram / TikTok / YouTube )で毎日発信中。
あなたの作品がタイムラインに流れる日を、編集部一同楽しみにしています📷✨
みんなのカメラのアプリでは、最新のリーク情報や人気商品の予約・在庫情報をプッシュ通知でお届け!無料ダウンロードはこちら!