
【2025年】初心者におすすめのミラーレスカメラ15選 メーカー・用途別に徹底解説















スマホから一歩ステップアップするために初心者におすすめなミラーレスを探すとき、軽さ・AF・動画の扱いやすさでつまずきがちです。この記事では、子ども・ペット/旅行/Vlogなど撮りたいシーンから逆算して、後悔しにくい選び方とメーカー別に初心者に特におすすめな機種をまとめました。実際に買ったあと困りやすい「バッテリー・SDカード・マイク」も含めて整理し、最後は比較表であなた向きの1台をサクッと絞り込みます。
この記事のサマリー

初心者のミラーレス選びは「撮りたい被写体」と「重さ」から逆算

APS-Cは機材を小型・低価格にしやすく、フルサイズは高感度や被写体分離で有利な傾向

Canon / Sony / Nikon / FUJIFILM / OM SYSTEMのおすすめ機種を厳選

動画は4K表記だけでなく、自撮り・音・熱まで見て失敗回避

最後は比較表で「自分向き」を整理して決める
ミラーレスが初心者に向く理由:スマホの「あと一歩」を埋める

スマホでも綺麗に撮れる時代ですが、動きの速い場面や暗所、背景のボケ表現では、ミラーレスのほうが有利なケースが多いです。
ボケ・暗所・望遠―差が出るのは「レンズ」と「センサー」
初心者が写真っぽいと感じやすい要素のひとつが背景ボケです。これはボディ単体より、レンズの明るさ(F値)とセンサーサイズの影響を強く受けます。暗い室内や夜景では、センサーが大きいほど高感度でノイズが出にくい傾向があります。
スマホの夜景は複数枚合成が賢い一方、被写体が動くとブレや歪みが出る場合があるのも事実です。望遠は光学の領域なので、運動会や動物園で「遠くの被写体を大きく写したい」場面では交換レンズが効いてきます。
いまの初心者向けは「被写体認識AF」と「スマホ連携」が実用ポイント
最近のミラーレスは、人物の瞳、動物、乗り物などを自動で検出して追従するAFを搭載する機種が増えています。設定に迷う前に、カメラ側がピント合わせを助けてくれます。撮った写真をスマホへ素早く送れる仕組みも重要です。共有がスムーズだと撮影の回数が増え、結果として操作に慣れるスピードも上がりやすくなります。
初心者向けのおすすめミラーレス選びでは、画質の差だけでなく、失敗カットを減らす仕組みと日常の使い勝手も軸にすると迷いにくいです。
失敗しない初心者のミラーレス選び方:まず「撮りたいもの」と「持ち歩き頻度」で決める

スペック表から入ると、似た数字の比較で迷子になりがちです。先に「何を撮るか」と「どれくらい持ち歩くか」を決めるほうが、ミスマッチを減らせます。目的が定まると、必要なAF、手ブレ補正、レンズの種類まで一気につながります。
子ども・ペット・旅行・Vlogで「優先すべき仕様」は変わる
同じ「初心者向け」でも適性は分かれるので、用途を曖昧にしないのが失敗回避になります。下の表で自分の使い方に近い列から見てください。
用途 | 最優先で見るポイント | 次に見るポイント | 見落としやすい注意点 | 相性が良い構成例 |
|---|---|---|---|---|
子ども・ペット | 追従AF(AF-C)/被写体認識(人物・動物)/連写 | バッファ(連写が息切れしないか)/シャッター上限 | 望遠を付けると重くなる、撮影姿勢が崩れやすい | 軽めの望遠ズーム、標準ズーム+望遠の2本体制 |
旅行・日常スナップ | サイズ・重さ(“常に持てる”か)/バッテリー持ち | 手ブレ補正(夜や室内に強くなる)/防塵防滴(必要なら) | レンズ交換が増えると荷物が増え、結局スマホに戻りがち | 高倍率ズーム or 標準ズーム1本運用、+明るい単焦点1本 |
Vlog・動画 | 自撮りしやすいモニター/外部マイク可否/手ブレ補正(電子含む) | 録画時間と熱(長回しで止まらないか)/AFの粘り | 電子手ブレで画角が狭くなることがある | 広角寄りズーム、軽量単焦点、音優先ならマイクもセット |
料理・小物 | 寄れる(最短撮影距離)/マクロ対応/色の安定 | ブレ対策(手ブレ補正 or 三脚運用) | 光の不足が画質に直撃しやすい(照明が重要) | マクロ寄り単焦点、標準域の明るい単焦点、テーブルフォト向けレンズ |
子どもやペットは動くので、追従AF(AF-C)と連写が効きます。逆に料理や小物は、寄れるレンズやブレにくい構成が結果に直結しやすいです。旅行は携行性が重要です。持ち歩きが苦になると使用頻度が落ちるため、サイズと重量は画質と同じくらい現実的な判断材料になります。Vlogなら自撮りのしやすさと、外部マイクを入れられる端子・アクセサリーの相性を見ておくと安心です。
重さは“ボディだけ”で判断しない。レンズ込みで考える
初心者がつまずきやすいのが、ボディの軽さだけで決めることです。実際の負担はレンズ、バッテリー、ストラップを含めた総重量で決まります。
標準ズームを付けた状態で、首から下げたりバッグに入れたりして半日動けるか。ここが合わないと、撮影の機会が減りやすくなります。
重く感じる原因 | なぜ起きる? | 対策 |
|---|---|---|
レンズで前が重い | ズームを伸ばすほど先端が重くなる | 店頭などでズームを最大まで伸ばして構える/片手で支えられるか確認 |
アクセサリーで増量 | 予備バッテリー・マイク・グリップで増える | 「普段持つセット」を先に決め、その状態で実用になるかで判断 |
ストラップが合わない | 重さ以上に首肩が痛くなる | 太め・クッション付きに変える/斜め掛けにする |
レンズ交換が増える | 荷物も動作も増え、撮る回数が減る | まずは“レンズ1本で成立”を作ってから増やす |
スペックの読み方:初心者はまず「3つ」を優先すると迷いにくい
全部理解しようとすると疲れます。初心者はまず「センサー(大きさ)」「手ブレ補正」「動画の実用性」を優先して確認すると、候補が絞りやすくなります。この3点は失敗写真の原因に直結しやすく、買い替えの後悔も減らしやすい項目です。
センサーサイズの違い:APS-C / フルサイズ / マイクロフォーサーズを把握
ミラーレス選びで肝となる「APS-C/フルサイズ/マイクロフォーサーズ」の違いだけ整理します。細かい仕組みを覚える必要はありませんが、ざっくり理解しておくと後の機種比較がとても分かりやすくなります。基本的にはフルサイズ>APS-C>マイクロフォーサーズの順で、サイズも大きく、価格も高額になる傾向にあります。
区分 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
フルサイズ | 暗所や背景ボケで有利になりやすい。室内・夜に強い。 | ボケ表現を重視/暗所撮影が多い人 |
APS-C | サイズ・価格・重さのバランスが良い。迷ったらここから始めやすい。 | 旅行・家族・日常を1台で撮りたい人 |
マイクロフォーサーズ | システム全体が小さく軽い。望遠を持ち歩くのがラク。 | とにかく軽さ最優先/望遠をよく使う人 |
APS-Cは価格とサイズのバランスが良く、機材を軽くまとめやすい傾向があります。日常や旅行で続けやすいのも利点です。フルサイズは高感度耐性や被写体分離(ボケ量)で有利になりやすく、夜や室内の撮影が多い人に向きます。そのぶん機材が大きくなりやすいので、持ち歩き前提なら総重量で判断しましょう。マイクロフォーサーズはセンサーが小さい分、同じ画角を比較的コンパクトに組みやすく、望遠を持ち出したい場面で機材全体を軽くしやすい特徴があります。
センサーサイズは“画質のランク”を決めるためというより、「どれくらいの大きさ・重さで、どんな撮影がしやすいか」をイメージするための地図として使ってください。このあと、用途別にどんな機能を重視すべきかを見ていくと、より自分に合うタイプが絞りやすくなります。
手ブレ補正・AF・4K表記の“落とし穴”を一度で回避
手ブレ補正は、ボディ内(IBIS)だとレンズを替えても効果が得られる機種があります。薄暗い室内や低速シャッター、歩き撮り動画では差が出やすい項目です。
AFは被写体認識の対応範囲が広いほど、取りこぼしが減りやすくなります。人物だけでなく動物や乗り物まで対応していると、撮影の成功率が上がりやすいです。動画は「4K」だけで判断しないこと。4K60pがクロップされるか、長回しで熱停止しにくいか、音をどう入れるかまで見ておくと安全です。
初心者におすすめミラーレスの早見表
製品名 | 一言サマリ |
|---|---|
EOS R50 | 軽量クラス+最新寄りAFで「失敗を減らす」入口に寄る |
EOS R10 | 連写・操作性に余裕があり、動き物比率が高い人向け |
EOS R8 | フルサイズで暗所とボケに寄せつつ、比較的軽量な部類 |
Z50II | APS-Cの王道バランス。シーンを選ばず伸ばせる |
Z30 | 動画スタートの敷居が低いが、重量など要確認項目あり |
Z5II | フルサイズで長く使う前提の「最初から本命」枠 |
ZV-E10 II | Vlog特化。ISOやシャッターは強いが重量は要確認 |
α6400 | 定番APS-C。情報量が多く学びやすい型番 |
α6700 | APS-C上位。動画も写真も欲張りたい人向け(要確認項目あり) |
X-M5 | 小型クリエイター系。まずは公式スペック確認が前提 |
X-S20 | 色作りと動画適性で人気。今回は詳細数値は要確認扱い |
OM-5 Mark II | 旅・アウトドア向き。重量は確認できたが他は要確認 |
E-M10 Mark IV | M4/3入門として候補に上がるが、今回は要確認が多い |
LUMIX G100 | 動画入門の定番候補。今回は要確認が多い |
Canonの初心者おすすめミラーレス:EOS R50/R10/R8で迷ったらここを見る
CanonのEOS Rシリーズは、人物・動物認識AFや初心者向けのオート機能、バリアングル液晶など、初めてでも失敗を減らしやすい要素が揃っています。整理のコツは、R50は軽量入門、R10は連写と操作性、R8はフルサイズで高感度面も含めて検討という役割分担で見ることです。
Canon EOS R50:軽量クラスで「まず失敗を減らす」入門機

EOS R50は、日常から旅行まで守備範囲が広い入門機です。小型軽量クラスで、持ち出すハードルを下げやすいのが特徴です。質量はバッテリーとカード込みで約375gで、家族や旅行の「撮り逃し」を減らしたい人に向く軽量クラスです。公表されています。携行性は使用頻度に直結するため、初心者にとって現実的な“性能”になります。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | Canon EOS R50 |
発売日 | 2023年3月17日 |
センサーサイズ | APS-C(約22.3×14.9mm) |
有効画素数 | 約2,420万画素 |
ISO感度 | 常用 ISO 100–32000(拡張 51200) |
シャッタースピード | 電子先幕:30秒〜1/4000秒/電子:30秒〜1/8000秒 |
本体重量(バッテリー込み) | 約375g |
みんなのカメラ 商品ページ |
APS-Cで約2,420万画素、ISO常用100–32000(拡張51200)とされ、日常の室内でも破綻しにくい設計です。シャッターは電子先幕と電子が中心で、電子時は〜1/8000秒までカバーします。キットズームで始めて、慣れてきたら明るい単焦点を追加する。ボケ表現や暗所撮影の幅を自然に広げやすい流れです。
Canon EOS R10:動き物に強いAPS-C、運動会・ペット向き

運動会やスポーツ寄りならEOS R10が候補です。同じAPS-Cでも、動き物・操作性に寄せた立ち位置が分かりやすいモデルです。運動会やペットなど被写体が止まってくれないシーンでは「連写と追従」の差が効きます。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | Canon EOS R10 |
発売日 | 2022年7月28日 |
センサーサイズ | APS-C(約22.3×14.9mm) |
有効画素数 | 約2,420万画素 |
ISO感度 | 常用 ISO 100–32000(拡張 51200) |
シャッタースピード | メカ:30秒〜1/4000秒/電子:30秒〜1/16000秒 |
本体重量(バッテリー込み) | 約429g |
みんなのカメラ 商品ページ |
メカシャッターで最高約15コマ/秒、電子シャッターで最高約23コマ/秒(AF/AE追従)とされ、動きの速い場面で歩留まりを上げやすい仕様です。ボディだけで判断せず、望遠を付けたときの重量感は店頭で必ず確認したいところです。
Canon EOS R8:フルサイズ入門をコンパクトに始めたい人へ

暗所やボケまで欲しくなったらEOS R8も選択肢になります。バッテリー・カード込みで約461gでフルサイズ機としては軽量級です。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | Canon EOS R8 |
発売日 | 2023年4月14日 |
センサーサイズ | フルサイズ(約36.0×24.0mm) |
有効画素数 | 約2,420万画素 |
ISO感度 | 常用 ISO 100–102400(拡張 50–204800) |
シャッタースピード | 電子先幕:30秒〜1/4000秒/電子:30秒〜1/16000秒 |
本体重量(バッテリー込み) | 約461g |
みんなのカメラ 商品ページ |
フルサイズで約2,420万画素、常用ISO100–102400(拡張50–204800)とされ、暗所や室内の余裕を取りやすいタイプです。背景ボケを求める人にとって、センサーの恩恵が分かりやすい枠になります。一方でAPS-Cと比較するとレンズ側のサイズと価格が上がりやすいのがフルサイズの宿命です。最初は標準ズーム+単焦点の最小構成で、持ち歩き頻度を落とさない運用が合います。
Nikonの初心者おすすめミラーレス:Z50II/Z30/Z5IIの選び分け
NikonはAPS-C(DX)で軽くまとめるか、最初からフルサイズで長く使うかで候補が分かれます。ボタン配置やグリップの好みは個人差が出やすいので、可能なら実機を触るのが確実です。
用途に合わせて、Z50II(バランス)、Z30(Vlog寄り)、Z5II(フルサイズ)で整理すると選びやすくなります。
Nikon Z50II:Nikon APS-Cのバランス型、写真も動画も狙える

Z50IIはAPS-C(DX)ミラーレスとして、画像処理エンジンEXPEED 7の採用や、被写体検出機能などを特徴に掲げるモデルです。家族・旅行・日常+たまに動画、のような使い方で「偏りすぎない」一台を探している人は検討しやすいでしょう。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | Nikon Z50II |
発売日 | 2024年12月13日(発売予定) |
センサーサイズ | APS-C/DX(約23.5×15.7mm) |
有効画素数 | 約2,088万画素 |
ISO感度 | ISO 100–51200(拡張 204800) |
シャッタースピード | 30秒〜1/4000秒(Bulb/Timeあり) |
本体重量(バッテリー込み) | 約550g |
みんなのカメラ 商品ページ |
APS-C/DX(約23.5×15.7mm)で約2,088万画素、ISO100–51200(拡張204800)とされ、写真も動画もバランスを取りやすい設計です。最初の一本を標準ズームにして運用を固めても破綻しにくいタイプです。シャッターは〜1/4000秒でBulb/Timeもあり、一般的な撮影には十分対応します。レンズを増やす前提なら、先に欲しい焦点距離(単焦点か望遠か)を決めておくと無駄が減ります。
Nikon Z30:Vlog寄りの小型Z、背面液晶中心で割り切る

Z30は小型で、バッテリー・カード込み約405gと公表されています。軽量なぶん持ち出しやすく、動画を始める心理的ハードルも下がります。動画を始めたい人が選びやすいニコンAPS-Cの候補です。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | Nikon Z30 |
発売日 | 2022年8月5日 |
センサーサイズ | APS-C/DX(約23.5×15.7mm) |
有効画素数 | 約2,088万画素 |
ISO感度 | ISO 100–51200(拡張 204800) |
シャッタースピード | 30秒〜1/4000秒(Bulb/Timeあり) |
本体重量(バッテリー込み) | 405g |
みんなのカメラ 商品ページ |
Z30はISO100–51200(拡張204800)と案内され、室内の撮影でも設定の逃げ道を作れます。シャッターは〜1/4000秒でBulb/Timeもありますが、本体重量などは今回一次情報で確認できていないため要確認です。購入前に「実際に首から下げて歩けるか」を必ず試したいモデルです。
Nikon Z5II:フルサイズZで長く使う前提のスタンダード

Z5IIは日本国内では2025年4月発売で、画像処理エンジンはEXPEED 7を採用しています。フルサイズで長く使う前提の選択肢として整理しやすいモデルです。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | Nikon Z5II |
発売日 | 2025年4月25日 |
センサーサイズ | フルサイズ(約35.9×23.9mm) |
有効画素数 | 約2,450万画素 |
ISO感度 | ISO 100–64000(拡張 204800) |
シャッタースピード | 30秒〜1/8000秒(最長900秒設定あり) |
本体重量(バッテリー込み) | 約700g |
みんなのカメラ 商品ページ |
フルサイズ(約35.9×23.9mm)で約2,450万画素、ISO100–64000(拡張204800)とされ、暗所や階調で余裕を取りたい人向けです。最初からフルサイズを本命にするなら候補に入ります。シャッターは〜1/8000秒で、長秒側も最長900秒設定があります。レンズ込みの荷物が増える点は避けられないので、最初のレンズ選びが満足度を左右します。
Sonyの初心者おすすめミラーレス:ZV-E10 II/α6400/α6700で「AFとレンズ」を味方にする
Sonyは被写体認識AFを搭載する機種が多く、Eマウントは純正・サードパーティを含めレンズ選択肢が多いのが特徴です。動画寄りならZV、写真も動画も両立したいならα、という整理で迷いが減ります。
Sony ZV-E10 II:動画の撮りやすさ最優先のVlogカメラ

ZV-E10 IIはVlog寄りのUIや機能を取り込んだAPS-Cモデルで、ISO100–32000(拡張50–102400)・シャッター〜1/8000秒(電子)といった基本も押さえています。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | SONY VLOGCAM ZV-E10 II(ZV-E10M2) |
発売日 | 2024年8月2日 |
センサーサイズ | APS-C(約23.3×15.5mm) |
有効画素数 | 約2,600万画素 |
ISO感度 | ISO 100–32000(拡張 50–102400) |
シャッタースピード | 30秒〜1/8000秒(電子シャッター) |
本体重量(バッテリー込み) | 377g |
みんなのカメラ 商品ページ |
ZV-E10 IIはVlog寄りの設計で、4K/60p(59.94p)や10bit記録(対応モードあり)などの動画機能がポイントです。操作系も動画撮影を前提にまとめられているため、設定で迷う時間を減らしたい初心者には相性が出やすいでしょう。割り切りポイントとして、ファインダー非搭載なので背面液晶中心の撮影になります。晴天屋外での運用を想定し、撮影スタイルを先にイメージしておくと安心です。
Sony α6400:定番APS-Cで学びやすく、情報量も豊富

α6400はAPS-C約2420万画素クラスで、写真中心でも扱いやすい定番の位置づけです。発売年が古めでも、実際のユーザー数と情報量が多く、学びやすい型番です。約2,420万画素クラスで、写真中心の練習機として扱いやすい立ち位置です。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | SONY α6400(ILCE-6400) |
発売日 | 2019年2月22日 |
センサーサイズ | APS-C |
有効画素数 | 約2,420万画素 |
ISO感度 | ISO 100–32000(拡張 102400) |
シャッタースピード | 1/4000~30秒 |
本体重量(バッテリー込み) | 約403g |
みんなのカメラ 商品ページ |
レンズ選びが豊富なシステムなので、次に欲しいレンズから逆算すると失敗が減ります。
Sony α6700:APS-C上位、写真と動画を両立したい人向け

APS-C上位の欲張り枠で、写真も動画も伸ばしたい人が選びやすいモデルです。α6700は4K/約120p(119.88p相当)などの記録モードに対応し、動画の選択肢が広いモデルです。写真と動画を両立したい人が検討しやすくなります。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | SONY α6700(ILCE-6700) |
発売日 | 2023年7月28日 |
センサーサイズ | APS-C |
有効画素数 | 約2,600万画素 |
ISO感度 | ISO 100–32000(拡張 50–102400) |
シャッタースピード | 1/4000~30秒 |
本体重量(バッテリー込み) | 約493g |
みんなのカメラ 商品ページ |
ステップアップを見越すなら、使いたいレンズ(例えば広角ズームか、望遠ズームか)から逆算してボディを決めると、買い替えコストが読みやすくなります。
FUJIFILMの初心者おすすめミラーレス:X-M5/X-S20で「撮って出しの良さ」を楽しむ
FUJIFILMはフィルムシミュレーションをはじめ、JPEGの色表現を選びやすい仕組みが特徴です。現像に時間をかけにくい人ほど運用しやすくなります。
小型で始めるならX-M5、手ブレ補正やバッテリーまで含めて余裕を持つならX-S20、で整理すると分かりやすいです。
FUJIFILM X-M5:小型で持ち出しやすいXシリーズ入門候補

X-M5は小型軽量の方向性が明確で、日常に持ち出しやすいモデルです。撮影の機会を確保しやすいのは、初心者にとって大きなメリットになります。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | FUJIFILM X-M5 |
発売日 | 2024年11月28日 |
センサーサイズ | APS-C |
有効画素数 | 2610万画素 |
ISO感度 | ISO160~12800 |
シャッタースピード | 1/32000秒~15分 |
本体重量(バッテリー込み) | 355g |
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フィルムシミュレーションは、色調や階調の雰囲気をカメラ内で選べる仕組みです。撮影→共有までの流れを短くしやすく、続けやすさに効いてきます。最初はキットズームで画角の感覚を掴み、慣れたら単焦点を追加する。機材を増やす順番を決めておくと迷いにくいです。
FUJIFILM X-S20:色作り+手ブレ補正で万能に寄せやすい

X-S20はボディ内手ブレ補正が最大7.0段と案内されており、暗めの室内や夜スナップで手持ち撮影を助けやすい仕様です。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | FUJIFILM X-S20 |
発売日 | 2023年6月29日 |
センサーサイズ | APS-C |
有効画素数 | 2610万画素 |
ISO感度 | ISO160~12800 |
シャッタースピード | 約30コマ/秒 |
本体重量(バッテリー込み) | 410g |
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さらにNP-W235採用が特徴として紹介されており、撮影枚数や運用面の余裕を取りやすくなります。写真も動画もやりたくなる人ほど、最初から余裕のあるボディを選ぶと「買い替え理由」が減りやすいです。
OM SYSTEM & LUMIXおすすめミラーレス:軽さと手ブレ補正で日常が変わる
小型でブレにくい構成を作りたいなら、マイクロフォーサーズ系の選択肢が現実的です。旅や散歩がメインの人ほど、持ち出しやすさの差が出ます。
手ブレで失敗しやすい環境(薄暗い室内や夜、望遠側)を想定している人は、補正の有無を最初に確認しましょう。
OM SYSTEM OM-5 Mark II:旅・アウトドアを軽快にするマイクロフォーサーズ

OM-5 Mark IIは、質量がバッテリー・カード込みで418gで、持ち歩き前提の旅・アウトドアの文脈と相性が出やすいタイプです。加えてIP53相当の防塵・防滴に対応すると案内されており、天候が読みにくい外撮影の不安を減らしやすい仕様です。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | OM SYSTEM OM-5 Mark II |
発売日 | 2025年7月18日 |
センサーサイズ | マイクロフォーサーズ |
有効画素数 | 2037万画素 |
ISO感度 | ISO64~6400 |
シャッタースピード | 電子:1/32000~60秒 |
本体重量(バッテリー込み) | 約418g |
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マイクロフォーサーズは望遠も組みやすく、自然や旅行で「もう少し寄りたい」に強いのが特徴です。屋外での撮影は濡れや砂ぼこりへの不安で機会が減りがちなので、耐候性の有無は初心者ほど効いてきます。
OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IV:小型・手ブレ補正で日常スナップに強い

E-M10 Mark IVはボディ内5軸手ブレ補正を搭載するモデルで手持ち撮影での失敗を減らしやすいことが特徴です。入門〜中級の定番候補として名前が挙がりやすいシリーズです。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IV |
発売日 | 2020年9月18日 |
センサーサイズ | マイクロフォーサーズ |
有効画素数 | 2030万画素 |
ISO感度 | ISO100~6400 |
シャッタースピード | 1/16000~60秒 |
本体重量(バッテリー込み) | 約383g |
みんなのカメラ 商品ページ |
このクラスは「軽さ」と「操作の分かりやすさ」が継続に直結します。購入前にボタン配置やメニューの癖を触って、ストレスなく使えるかを最優先で見てください。
Panasonic LUMIX G100:軽快にVlogを始めたい人向けのマイクロフォーサーズ

LUMIX G100はバッテリー・カード込みで約345gと案内されており、動画入門機として語られることが多い型番で軽快にVlogへ入りやすいのが特徴です。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | Panasonic LUMIX G100 |
発売日 | 要確認 |
センサーサイズ | マイクロフォーサーズ |
有効画素数 | 2030万画素 |
ISO感度 | SO200~25600 |
シャッタースピード | 1/16000~60秒 |
本体重量(バッテリー込み) | 346g |
みんなのカメラ 作例ページ |
動画は画質よりも「音」と「運用」で差が出ます。外部マイクの入れ方や、手持ちで安定する持ち方まで含めて、運用目線で選ぶと失敗しにくいです。
用途別1:子ども・ペット撮影は「AF追従+連写+望遠」が正解
用途別に考えると、初心者のミラーレス選びは一気にラクになります。ここからは「子ども・ペット撮影」、「Vlog・動画」、「旅行・日常スナップ」を例に選び方の詳細を見ていきます。よくある後悔は「ブレた」「ピンボケ」「遠くて小さい」です。子ども・ペットはこの3つが同時に起きやすい被写体です。気合より、機材の相性で失敗を減らすほうが再現性があります。
必要なのはAF-Cと連写。迷ったら“追いかける性能”を優先
動く被写体は、ピントが合った瞬間の一枚より、追従し続けることが重要です。AF-Cや被写体検出が強いほど成功率が上がりやすくなります。連写も同じで、シャッターチャンスの幅を広げます。運動会のように一瞬で終わる場面ほど、連写性能は効いてきます。ボディ選びで迷ったら、同価格帯ならAFと連写を優先。画素数より、失敗カットが減るほうが満足度に直結しやすいです。
望遠は早めに用意すると“撮れる距離”が伸びる
子ども撮りは、標準ズームだけだと届かない場面が多いです。軽めの望遠ズームを一本足すと、結果が変わりやすくなります。APS-Cは換算で望遠側を稼ぎやすく、重量と価格を抑えやすいのもメリットです。単焦点はその後でも構いません。まずは失敗を減らし、撮れる距離を伸ばす順番が整理しやすいです。
用途別2:Vlog・動画は「自撮り・音・熱」が勝負どころ
動画は“画質”より先に“運用”で詰まりやすいのが現実です。自撮りのしやすさ、音の入れ方、長回しで止まらないかが重要になります。Vlog向けモデルは、こうした運用上の失敗を減らすための設計が盛り込まれています。
自撮りは「バリアングル」「電子手ブレ」「画角」の三点を見る
自撮りで困るのは、画面が見づらいこととブレです。バリアングル液晶は、その場で構図を決めるストレスを減らします。電子手ブレ補正は便利ですが、クロップで画角が狭くなることがあります。広角レンズが必要になるケースもあるため、最初に想定しておくと安心です。解像度の数字より、撮りやすさが結果を左右します。撮影が続く設定と運用を優先しましょう。
視聴体験は音の影響が大きい。外部マイクと風対策で完成度が上がる
内蔵マイクは環境音を拾いやすいので、外部マイクを使うと声や狙った音を入れやすくなります。風のある屋外は、ウィンドスクリーン(風防)だけで聞き取りやすさが大きく変わります。音が整うと、動画の完成度は一段上がりやすいです。長回しするなら、熱停止やバッテリー持ちも確認。途中で止まるリスクは、撮影計画に直結します。
用途別3:旅行・日常スナップは「軽さ×一本で便利なズーム」が強い
旅行は撮影時間が長く、移動も多いので、機材の軽さと汎用性が効きます。無理した構成は使用頻度に影響しやすいので注意しましょう。まずは一本で広く撮れる標準ズームを軸にすると、撮り逃しが減ります。
軽いセットは撮影機会が増えやすい
荷物が重いと、撮る前に疲れてしまうことがあります。結果としてスマホに戻ってしまうのは珍しくありません。軽いボディに標準ズーム一本なら、撮影のテンポが崩れにくくなります。迷いが減ると、構図や露出に集中しやすくなります。
一本ズーム+単焦点で完成。足すなら“明るさ担当”を一つ
標準ズームは便利ですが、夜や室内では暗くなりがちです。そこで明るい単焦点を足すと、シャッター速度を稼ぎやすくなり、背景ボケも得やすくなります。焦点距離は35mm相当付近が扱いやすい傾向です。風景も人物も対応しやすく、室内でも広すぎにくいのが理由です。レンズを増やしすぎないのもコツです。最初は「これで撮る」を決めたほうが、上達のための比較がしやすくなります。
主要モデル比較:初心者向けミラーレスおすすめが一目で分かる
最後は横並びで整理すると判断が速くなります。比較表は“序列”ではなく、“自分の用途に合う候補”を決めるために使いましょう。
比較表:メーカー別・初心者向けのおすすめミラーレス候補
表は「向き不向き」と「注意点」を短くまとめたものです。最終的には、レンズの予定と持ち歩き方で決めるのが再現性の高い選び方です。
同じ価格帯でも、動画寄り・写真寄りで性格が変わります。自分の目的に合う列を見てください。
モデル | 向いている人 | 強み | 注意点 |
|---|---|---|---|
Canon EOS R50 | 家族・旅行・日常を失敗少なく始めたい | 小型軽量で扱いやすい。初心者の最初の1台として安定 | 望遠やボケ表現はレンズ追加が前提 |
Canon EOS R10 | 運動会・ペットなど動き物が多い | 高速連写とAF追従で決定率を上げやすい | 望遠レンズを足すと総重量が増えやすい |
Canon EOS R8 | 夜・室内・ボケ表現を重視したい | 軽量フルサイズとして扱いやすい | レンズが大きく高価になりがち |
Canon EOS R100 | 低価格でミラーレスを始めたい | 最低限の機能でコストを抑えて始められる | 上位機ほどの速写性・操作性はない |
Nikon Z50II | 写真も動画もバランス良くやりたい | APS-Cで使い回しやすく万能寄り | レンズ価格・種類は事前の確認が安心 |
Nikon Z30 | 気軽にVlog・日常動画を始めたい | 小型で動画寄りの設計が使いやすい | ファインダー非搭載に慣れが必要 |
Nikon Z5II | フルサイズZで長く使いたい | 土台づくりに向いたフルサイズ。暗所◎ | ボディ・レンズともサイズが大きめ |
Sony ZV-E10 II | 動画を中心に使いたい | 自撮り・外部マイク運用に強く設計されている | アクセサリー追加で重量が増えやすい |
Sony α6400 | 写真中心で学びながら使いたい | 定番APS-Cとして情報が多く扱いやすい | 動画面は最新機ほど強くない |
Sony α6700 | 写真と動画の両方を伸ばしたい | APS-C上位。AF・動画の伸びしろが大きい | 周辺機材(SD・音・バッテリー)も必須になりがち |
FUJIFILM X-M5 | 小型で持ち出しやすく始めたい | 機動力が高く、撮影機会を増やしやすい | レンズ選びで画角のクセに注意 |
FUJIFILM X-S20 | 旅行・日常+動画を欲張りたい | 手ブレ補正とバッテリーで運用が安定 | レンズによって重さが変わりやすい |
OM SYSTEM OM-5 Mark II | 旅・アウトドア中心で軽さを重視 | 小型システムで持ち歩きやすい | ボケ量はセンサー特性を理解して選びたい |
OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IV | 日常スナップを軽く始めたい | 小型で扱いやすい入門向け | 動体AFや動画は上位機に劣る |
Panasonic LUMIX G100 | 軽量な動画・Vlogを試したい | 小型で発信特化の構成を組みやすい | 暗所・ボケはレンズや照明で補う必要がある |
初心者のおすすめミラーレスまとめ
初心者のおすすめミラーレス選びで失敗しないコツは、用途と持ち歩き頻度から逆算して、AF・手ブレ補正・運用のしやすさを優先することです。まずはAPS-Cの軽い構成で撮影機会を増やし、足りなくなった部分だけをレンズや上位機で補うと判断がぶれにくくなります。気になる機種が2台に絞れたら、店頭で持ってみて操作の相性を確認し、週末に撮影へ出かけてみましょう。
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