【リーク】リコー GR IV Monochrome 発売日いつ?価格予想・比較・予約まとめ





ストリートフォト愛好家に圧倒的支持を受けるGRシリーズに、ついに「GR IV」とモノクロ専用バージョンの登場が濃厚となってきました。本記事では発表時期や価格の噂、公式開発アナウンスで判明した仕様、GR III/IIIxとの実力差、そしてLeica Q2 MonochromやPENTAX K‑3 III Monochromeといった競合機との比較までを一気に整理し、購入判断に役立つリアルな視点をお届けします。
この記事のサマリー
「GR IV/GR IV Monochrome」は2025年秋に店頭へ─28 mm新レンズと5軸IBISで“ポケットのハイエンド”が一気に進化。
予想実売はカラー機15〜20万円、モノクロ機は+2〜3万円。“初GRはIII、アップグレードはIV”という価格分断でシリーズ全体を底上げ。
モノクロ専用APS‑Cセンサーは階調&解像感が桁違い。ISO 204800対応で夜のストリートが“黒く潰れず白く飛ばない”新世界に。
55 GB内蔵メモリとBluetooth LE常時接続でワークフローが激変。カード忘れの恐怖も、転送待ちのイライラも過去になる。
Leica Q2やPENTAX K‑3 III Monoを相手に“軽さ×コスパ×速写性”で真っ向勝負。
GR IV Monochromeの発表時期と発売日の最新情報

2025年秋の発売が公式ブログで発表されました。さらに有力リークでは「GR IV Monochrome(仮)」を含む2機種同時発表の可能性も指摘されており、モノクロ派には朗報と言えるでしょう。
- 2025年5月末から東京・北京・上海の「GR SPACE」で先行展示
- 数カ月後、歩留まりが整ったタイミングでモノクロ版を投入
この手順は、PENTAX K‑3 III Monochromeで成功した“人気の火を絶やさない作戦”とそっくりです。
「GR SPACE」で先行展示から10月の正式発売へ
リコーブランド公式ブログによれば、開発中モデルを先行展示する「GR SPACE」を5月31日から東京・北京・上海で開催。ファンコミュニティの熱量を高めてから秋の正式発売へ繋げる二段構えが読み取れます。
モノクロ版の投入タイミング
内部リークでは「GR IVの数か月後にモノクロ版を追加」というスケジュールが浮上しています。カラー機の量産体制を優先しつつ、専用センサーの歩留まりが整った段階で順次投入する流れと見られ、PENTAX K‑3 III Monochromeの供給体制と似た戦略です。
予想価格とマーケティング戦略
GR IIIが実売10万円前後で推移する中、GR IVは15〜20万円レンジにシフトすると予想されています。モノクロ専用はさらに2〜3万円上乗せが想定されています。5軸手ブレ補正や新設計レンズといったコスト増要因に加え、「厚みのあるストリート向けプレミアム」のポジショニングを強調する狙いが透けて見えます。
GR III値下がりとの同時狙い
価格差を2倍弱に広げることで「初GRはGR III、ステップアップはGR IV」という明確な住み分けを形成。旧モデルの在庫処分を兼ねつつブランド全体の平均単価を底上げする、王道の階段型ラインナップです。
モノクロ版は生産台数が限られるため、さらに2〜3万円上乗せされた限定価格が想定されます。Leica Q2 Monochromの約100万円という強気価格と比べれば手が届きやすく、「初めての本格モノクロ機」という新需要を開拓できるでしょう。
販売チャネルと限定エディション
GR IIIxで好評だった「Urban Edition」「Diary Edition」のような限定色・同梱セットが今回も用意されるとの噂。オンライン直販とGR SHOP旗艦店を軸に、発売当日は抽選制で混乱回避を図る見込みです。SNS拡散力の高いインフルエンサーを起用したライブ配信イベントも計画されているとの情報があり、体験共有を通じた認知拡大が重視されています。
モノクロ専用センサーの魅力

カラー配列を排したAPS‑Cセンサーは、光学ローパスレス化と相まって解像感と階調再現が飛躍的に向上。ISO 204800までの高感度耐性が公称され、夜のスナップで「黒が潰れず白が飛ばない」豊かな諧調を得られる点が最大の武器です。
フィルター前提の従来機との違い
GR IIIをモノクロ設定で撮影するとRGBフィルターを通過した輝度情報を後処理で合成するため、解像度が理論値の約70%に落ち込むと言われます。専用センサーはこのロスを排し、1ピクセル=1輝度データとして直接記録。解像感は理論値で約1.4倍に跳ね上がり、ISO 204800でも黒は粘り、白は踏ん張ります。髪の毛一本やコントラスト境界のキレが別物で、モノクロ派が待ち望む「銀塩ライクな微粒子描写」が期待できます。
さらに、カラーセンサーでは困難な「擬似IRフィルターワーク」も可能になるとの観測があり、赤外域の豊かなグラデーションを活かした表現が手軽に楽しめそうです。
動画機能をあえて切り捨てる哲学
リコー幹部はインタビューで「動画は後世に残す最適解ではない」と述べ、静止画体験への集中を宣言。4K未対応でも静止画の奥行きを研ぎ澄ます方向に舵を切ることで、スマホとの差別化とユーザー体験の濃度を両立しています。
主要スペックと進化ポイント
公式開発発表で明かされた新要素は「新レンズ・新センサー・新画像エンジン」の三本柱。5軸手ブレ補正と55GB内蔵メモリ、そしてアプリ連携を刷新した通信機能が次世代GRのアイデンティティとなります。
レンズ:28mm F2.8新設計
焦点距離こそ据え置きですが、7群5枚構成に刷新し3枚の非球面が採用。開放F2.8で1/4 秒が切れるなら、手持ち夜景もへっちゃらです。逆光耐性と周辺減光の改善が謳われ、開放から均質なシャープネスが期待できます。コーティング最適化によりフレアも大幅に低減すると発表されています。
マクロモードの最短撮影距離は従来と同等ながら、写りの立体感が向上。料理や小物の撮影でも被写体の質感をより豊かに描き出します。
センサー&エンジン:26 MP×GR ENGINE VI
有効画素数は約26MPへ微増。ダイナミックレンジ拡大に加え、ハイライト保持を優先する「Snap D‑Range」モードが新搭載される見込みで、白飛びしやすい街灯やネオン看板も安心です。画像処理は新エンジンによってエッジのエイリアシングを抑えつつ粒状感を滑らかにコントロールするとされています。
操作性&通信:GR WORLDアプリ
Bluetooth LE常時接続と高速Wi‑Fiでスマホ転送が3倍速に向上。内蔵メモリ55GBのおかげで「カードを忘れても丸一日撮れる」安心感は大きな進化です。アプリ側でRAW現像プリセットを適用し、そのままSNSへシェアできるワークフローが紹介されています。
GR III/IIIxとの実力比較

最も体感しやすい差は「5軸IBIS」と「内蔵メモリ」。手持ち夜景で1/4 sまで歩留まりが上がり、連写バッファも内部ストレージにより実質無制限に拡大。ストリートスナップのテンポが段違いです。
画質の変化幅を検証
26MP化でクロップ耐性は約9%向上。GR IIIは高ISOでシャドーノイズが乗りやすい欠点がありましたが、新センサーはISO 12800でもディテールの粘りが確認されています。JPEGエンジンの色乗りも改良され、屋内照明下での肌色再現がナチュラルになったのが好印象です。
一方、動画性能に大きな差はなく、フルHD止まり。ハイブリッド利用を狙うユーザーは引き続き他社Vlog機を併用する選択肢が現実的でしょう。
操作レスポンスとバッテリー
起動時間は従来比0.2秒短縮、シャッタータイムラグも微減。スリープ復帰の速さと相まって「撮りたい瞬間に間に合わなかった」という機会損失が減ります。バッテリーライフは公称こそ変わらないものの、省電力設計で実写枚数が約15%伸びたという先行レビューも報告されています。
比較:Leica Q2 Monochrom vs PENTAX K‑3 III Monochrom

フルフレーム47 MPのLeica Q2 Monochromと2,500ユーロのPENTAX K‑3 III Monochromeが市場をけん引する中、APS‑C×コンパクトというGR流アプローチは「ポケットに入るハイエンドB&W」の独自ポジションを確立。価格・携帯性・レンズ明るさのバランスで玄人から初心者まで幅広くリーチします。
- 【Leica】47 MPフルフレーム/28 mm F1.7/価格66万円/重量718 g
- 【PENTAX】APS‑C一眼レフ/交換レンズ/価格25万円前後/重量825 g(ボディ)
- 【GR IV Mono】APS‑C+固定28 mm F2.8/20万円弱/262 g
Leica Q2 Monochromとの違い
Q2 Monoは28 mm F1.7固定レンズと4K動画を備え、画素数・階調は圧巻。ただし重量718 gと価格約66万円がネックです。GR IV Monoは画素数こそ半分ですが、262 gの軽量ボディと手振れ補正を装備し、機動力と夜景耐性で実用面の優位性があります。
画質面ではローパスレス47 MPの圧倒的ディテールに軍配が上がりますが、街撮りで「被写体に気づかれない」サイズはGRの強み。さらに焦点距離が同じ28 mmなので、写りのキャラクターの差を体験しやすい点も面白いポイントです。
PENTAX K‑3 III Monochromeとの違い
K‑3 III Monoは一眼レフ機構ゆえの光学ファインダーが魅力で、防塵防滴・高速連写を備えたオールラウンダー。しかしボディだけで825 g、レンズ交換前提の運用は荷物がかさみます。GRはあくまで「毎日持ち歩ける単焦点スナップシューター」として棲み分けが明確です。
一方でAPS‑Cモノクロセンサー採用という共通項があり、撮って出しJPEGの階調表現はどちらも極めて滑らか。コストと携帯性でGR、ファインダー体験と拡張性でPENTAX、と役割を切り分けると選択肢がクリアになります。
まとめ
GR IV Monochromeは「ポケットサイズの本格モノクロ機」という唯一無二の立ち位置で、秋発売に向け期待が高まります。5軸IBISや新レンズで基礎性能を底上げしながら、価格は20万円前後とプレミアム路線。LeicaやPENTAXの競合機に比べ携帯性とコスパが光り、注目度は加速中です。発売日が確定したら早めの予約と、旧モデルGR IIIの値下がりチェックを同時に行い、自分の撮影スタイルに最適な「相棒」を選びましょう。
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