県立紫雲寺記念公園

県立紫雲寺記念公園は、日本海に面した海浜林と芝生広場、砂丘の起伏が連なる大らかなロケーション。春は松林越しの新緑、初夏はハマナスや海霧、夏は水平線と入道雲、秋は夕焼けと波頭、冬は澄んだ空気が被写体。広角で海と空を大きく入れ、松や木道を前景に置けば奥行きが出る。キャンプ場や展望デッキからは夕陽の色変化が美しく、NDで波をなめらかに、高速でしぶきを止めると印象が変わる。風が強いので三脚は低く構え、防塩対策も忘れずに。無風の朝は潮だまりに空が映り、砂紋を前景に添えると画面が締まる。夕刻は水平線を高めに置き、手前に松の影や柵を薄く重ねれば層が生まれる。