最明寺史跡公園

最明寺史跡公園は、谷戸地形に湧水の池と湿地が息づく静かな史跡公園。古刹の名残を伝える石碑と木道が点在し、梅から新緑、梅雨のハナショウブやアジサイ、秋のモミジまで四季の移ろいが濃密です。無風の朝は水鏡が整い、木道や柵をリードラインに構図が決まります。PLで反射を整え、雨上がりは苔と石の質感が美しく浮かび上がります。木立越しの斜光に葉脈が浮かぶ時間帯は、低い位置から水面すれすれで狙うと奥行きが増します。解説板を小さく入れると記録性も確保。曇天は花の色が転ばず、雨粒の玉ボケが背景に散ります。三脚は通行に配慮しつつ、NDで流れをわずかに伸ばすと静けさが写真に宿ります。