所沢航空記念公園

日本初の飛行場跡に造られた所沢航空記念公園は、約50haの芝生と雑木林を背景に零戦やYS‑11の実機が屋外展示され、青空をキャンバスに機体をローアングルでダイナミックに収められる。秋の銀杏並木、春の桜、冬の霜が翼に季節色を添え、飛行機と花や犬の散歩を組み合わせた日常スナップも楽しい。夕暮れには滑走路跡を思わせる一直線の園路が黄金に染まり、シルエット写真の絶好ポイントとなる。隣接する航空発祥記念館では展示機を漆黒の天井に浮かべるように撮れる室内ライトが工夫され、魚眼レンズでの非日常描写が映える。夜間のライトアップデーは光跡と機体のコラボ撮影も可能だ。