蛇喰渓谷

蛇喰渓谷は、川底の岩が複雑に浸食され、無数の甌穴や奇岩が連なる群馬の渓谷で、荒々しい地形と澄んだ流れがフォトジェニックです。水量の少ない季節は岩の模様がよく見え、俯瞰で撮ると抽象画のような一枚に。増水時は白い水が岩を飲み込み、その名の通り蛇が這うような流れが現れます。遊歩道や橋の上から広角で谷全体と蛇行する川を捉え、中望遠で岩と水だけを切り取ると構図にメリハリが出ます。NDとPLを併用し、反射とシャッター速度を調整して、動きと質感の両方を丁寧に描きたいスポットです。季節ごとに水量と色味が変わるため、同じ構図でも印象が変わります。安全な足場でアングルを変えれば、岩の造形の面白さを表現できます。