妙義神社

日本三大奇景の一つ・妙義山の山麓に鎮座する妙義神社は、延宝年間再建の権現造社殿と極彩色の彫刻が見事。急勾配の石段を登る参道は、春のしだれ桜、初夏の新緑、秋の錦繍が額縁のように社殿を囲み、望遠で切り取れば重層的な奥行きが演出できる。社殿前からは奇岩群の稜線と唐門を一望でき、広角11mmでダイナミックに収めたい。雨上がりは苔むした石垣がしっとりと色を増し、HDRで質感を強調すると荘厳さが際立つ。夜間のライトアップと星空も穴場。参拝後は門前の甘味処で名物くるみゆべしを頬張りながら作例確認を。おすすめ。