浅間大滝

浅間大滝は幅2m高さ13mと規模は控えめながら、水量豊富な白糸のような流れと原生林に囲まれた深い緑のコントラストが魅力の滝。駐車場から清流沿いの遊歩道を5分歩くだけで滝壺に近づけ、長時間露光で水流をシルキーに表現するのに最適だ。春の新緑、盛夏のエメラルドグリーン、秋の燃える紅葉、真冬の氷瀑と、季節ごとにまったく異なる色彩を見せ、霧が立ち込めれば幻想的な雰囲気が倍増する。近隣の魚止めの滝と組み合わせて周回すれば、動と静の水景を一度に撮影できる。滝上部の木漏れ日が午後に逆光で差し込む時間帯には虹が出現することもあり、NDフィルターや偏光フィルターの活用で作品の完成度がさらに高まる。