御堂之滝

御堂之滝は、福井県勝山市平泉寺町の女神川上流にかかる水量豊富な二段の滝で、落差約35〜50mの白い瀑布と、柱状節理が走る岩壁が迫力あるジオサイトです。展望台からは上下二段の落ち口や岩肌の縞模様がよく見え、広角で周囲の森ごと収めればスケール感が伝わります。新緑の頃は鮮やかな葉色が水の白を引き立て、紅葉期には赤や黄が滝を額縁のように包み込み、雪解けの頃は水量が増して豪快さが一段と増します。滝壺へは立ち入り不可なので、安全な観瀑台から望遠で水飛沫の形や岩のテクスチャーを丁寧に狙いたいポイントで、岩の造形を活かしたモノクロ仕上げとも相性がよくジオ感のある一枚になります。